車の運転でやってはいけない事

      2016/05/29

車とハイヒール

車を運転するうえで、法律や交通ルールを守ることは言うまでもありませんが、それ以外でも、ついついやってしまいがちな事が、思わぬ危険性を秘めていることもあります。ここでは、車の運転でやってはいけない事について書いていこうと思います。

スポンサーリンク

服装についての注意点

正しく安全に快適に運転するためには、服装にも注意を払わなければなりません。そうは言っても、服装なんて千差万別、いちいち気にしていたらオシャレすらできません。ここでは、最低限、注意すべき事について書いていきます。

冒頭の画像にもありますが、高いヒールを履いての運転は非常に危険です。マニュアル(MT)車であればクラッチを踏むのが困難なので、ヒールが高い靴などは履かないかと思いますが、オートマ(AT)車は右足だけで操縦できてしまいますので、多少のペダルの踏みにくさは許容できてしまいます。

しかし、咄嗟にブレーキが必要になる場面では、ヒールがフロアマットに引っかかってしまったりして危機回避が遅れてしまうことが考えられます。

また、底が厚い靴ですと、靴の重さで繊細な操作ができず、ギクシャクした運転になってしまいます。

逆に、かかとの固定されていないサンダル等は、違反となりますのでご注意ください。

では、靴を脱いで運転すれば? と思われる方もいらっしゃるかと思います。実際、車内をキレイに保つ為に、土足禁止にしている方も少なからずいます。実はこれもあまり良くないのです。

靴を履かないことで、足の裏でダイレクトにペダル操作ができ、繊細なコントロールができる反面、やってみればわかりますが、非常に疲れます。アクセルを一定に保つだけでも足が疲れ、クラッチ操作が必要なMT車では、クラッチを踏み込み、半クラッチにするだけでも、いつも以上に力を要します。

これは、靴の重さがペダル操作をアシストしてくれているからです。素足の運転に慣れてしまえばどうってことはないのですが、必要以上に疲れてしまうことは事実です。

靴は底が滑りにくく、適度な重さのものが最適です。

衣服

過敏なほど注意しなくても良いですが、長めのスカートはドアを閉めた際に、ドアに挟まってしまうことがあります。また、ひらひらした袖などはシフトレバーやハンドブレーキレバーなどに引っかかり、思わぬ事故に繋がる恐れがあります。

運転姿勢についての注意点

基本的な運転姿勢は教習所で教わったかと思いますので、ここではNGな例をご紹介致します。

ハンドルの握り方

教習所では10時10分(時計の10時と2時)の位置を軽く握ると教わりますが、最近ではエアバッグ搭載車が殆どかと思いますので、エアバッグが開いた時、10時10分の位置だと、腕がエアバッグに押され、自分の顔面を直撃するそうです。9時15分の少し上辺りを握ると良いでしょう。

良く目にするNGな握り方は、左腕を肘掛に乗せ、右手一本で12時の位置を握り、肘は伸ばし、身体を半身にしている方がいます。これだと、咄嗟に右には切れても左には切りにくいです。リラックスできる姿勢で運転するのは正しいですが、これはやり過ぎです。中にはハンドルを握らず、手首を引っ掛けているだけな方も見受けられます。ここまでくると論外です。「用法上の凶器」を扱っているという自覚のカケラもありません。

渋滞時などでよく目にしますが、疲れたのか、アゴをハンドルに乗せている方もいます。万が一、追突された時に非常に危険ですのでやめましょう。

着座姿勢

最近の車は室内空間を快適にするために、ベンチシートを採用している車も多いです。AT車の普及も相まって、片足であぐらをかいたり、ハンドルの握り方でも書きましたが、半身になったりする方も多く見受けられます。

楽なのは良いことですが、こういった姿勢は運転に対する集中力を低下させますし、ずっと同じ姿勢でいることが困難な姿勢でもあります。

実は、しっかりシートにホールドされた、正しい座り方のほうが、疲労度は蓄積されにくいのです。

運転技術についての注意点

楽だから、燃費が良くなるから・・・と、どんな危険があるのか知らないまま、自己流でやってしまいがちな運転方法があります。ここでは、何故危険なのか?という理由も説明していきます。

ニュートラル走行(惰性走行)

まず最初に少し燃費についてお話します。平坦な路面を一定速度で走行していて、あるポイントでアクセルを離すとします。ただアクセルを離すだけの場合と、アクセルを離したらギヤをニュートラルに入れる場合、どちらが長距離を走行することができるでしょう?

答えは簡単、ニュートラルのほうが長い距離を進むことができます。エンジンブレーキによる負荷で、エネルギーを捨てているのと、そうでないのとの違いです。

よく、Web上では、「エンジンブレーキを使ったほうが、燃料カットされるので燃費が良い」と言われていますが、危険性を度外視すれば、ニュートラル走行で、且つエンジン停止するのが一番ロスが少ない=燃費が良いということになります。

ロスが少ないことを利用したのが、ハイブリッドカーです。走行条件にもよりますが、アクセルを離すとエンジンは停止し、回生ブレーキが作動します。回生ブレーキが作動しない程度にEV走行させるのが、「ニュートラル+エンジン停止」と同じような状態を作り、一番燃費の良い状態です。

長くなってしまいましたが、燃料を使わず、ロスを最小にする=ニュートラル走行が一番燃費が良いのです。では何故、ニュートラル走行をしてはいけないのでしょうか?

ニュートラル走行をしてはいけない理由

よく見かけるのは、「動力が繋がっていないから不安定になる」というもの。解ったようで解りにくいですよね。簡単に説明しますので、イメージしてみてください。

ギヤが繋がっている時、エンジンの回転はタイヤに伝わります。エンジンを速く回せばタイヤも速く回ります。ここまではOKですね?

では、同じ状態でタイヤを回せばどうでしょう? 非常に大きな力が必要ですが、タイヤを回せばエンジンも回ります。 この、「エンジンが回る=タイヤが回る」状態が、「動力が繋がっている」ということです。

アクセルを踏めばエンジンがタイヤを回し、アクセルを離せば、タイヤがエンジンを回すのです。この、タイヤがエンジンを回す時の抵抗がエンジンブレーキの正体です。

では次の「不安定になる」についてです。ハンドルもブレーキも利けば怖くないじゃん!どこが不安定なの?

例えば、下り坂をニュートラルで走行していたとします。そこで思い切りブレーキを踏んだとします。(危険なのでやらないでくださいね)最近の殆どの車はABS(アンチロックブレーキシステム)が搭載されていますので、エンジンが稼動していれば、ABSが作動して、タイヤはロックしません。ABSが搭載されていない車はどうでしょうか?

タイヤはいとも簡単にロックします。路面にタイヤの痕を残しながら滑ります。タイヤのグリップ力が回復するまで、ハンドルを切っても曲がりません。タイヤが止まる為の力を全て使っているので、曲がる為の力が残っていないからです。

ギヤが繋がっていれば、エンジンも回ろうとしますから、ブレーキをより強く踏まなければロックしません。それでもブレーキのほうがエンジンを止めてしまうほど強力ですから、ロックするときはしますが・・・。

路面の摩擦が少ない場合、特に雪道で、フットブレーキよりエンジンブレーキを使ったほうがいいのは、こういった理由からです。

ここで言う「安定性」は制御=コントロールできるか否かということになります。

まとめ

いかがでしたか? 何気ないことでも一歩間違えると大事故に繋がるのが自動車です。正しい知識を身につけ、安全で楽しく車と付き合っていきましょう。

それでは、良きカーライフを。

スポンサーリンク

この記事をシェアする!

 - 運転技術 ,