アクセルとブレーキを踏み間違わなくても暴走する?自動車の危険性を再認識しよう

虫眼鏡でみるミニカー コラム
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この記事は、以前に書いた記事に寄せられたコメントをご紹介して、自動車(とくにAT車)の危険性を再認識していただくための記事です。

私自身、「アクセル・ブレーキ踏み間違い事故」に関しては「そんなことが起こるなんて信じられない!」と感じている一人です。

ちなみに私は妻のAT車やほかのAT車も運転する機会はありますが、主に運転するのはMT車です。

最初に申し上げておきますが、ここに記載する内容は私が体験や実証した事象ではないため、情報の正確性を保証できません。 また、内容に興味をもっていただくのは結構ですが、実証・検証はおやめください。

一切の責任はとれませんし、ご自身のみならず周囲や第三者に危害が及ぶ恐れがあるためです。

事の発端は過去記事にいただいたコメント

近年よく見聞きするようになった「アクセル・ブレーキ踏み間違い事故」に関して、「信じられない」という思いを持ちつつも、私なりの考えを何度か記事にしました。

アクセル・ブレーキ踏み間違い事故は何故起こるのか?原因と対策
ニュースなどでよく報じられる、「アクセルとブレーキの踏み間違い」による事故。毎日車を運転している方にとっては、にわかには信じられない事故でしょう。車が必須と言われている我が県でも、先日は1日に2件もの踏み間違い事故が発生しました。 ...
運転のルーティン化?アクセル・ブレーキ踏み間違い事故を再考察する
以前に書いた「アクセル・ブレーキ踏み間違い事故」の記事に、様々なコメントをいただきまして、この普通では考えられないような事故について、改めて考えてみました。 というのも、メディアで報じられている情報のほとんどは、「踏み間違えた...

そのなかで多くのコメントをいただきまして、現在もやりとりは続いているのですが、コメント欄だと文字サイズも小さく、あまりにも長くなってきたため、要点をまとめてここでご紹介します。

前略

バック時、何かのギャップで後輪がロックすると、少しアクセルを踏み足すだけで、燃料が急噴射し轟音と供に車が急発進し、体が前のめりになります。ギャップを脱しても、意に反してアクセルを床まで踏み込む事になり、暴走し始めるのです。普通の人では、暴走する加速度の加重でアクセルから足を浮かす事ができません。

以下略

当ブログ記事に寄せられたコメントより引用

車に大勢乗車していたり、重い荷物を積んでいたり、といったときに、登り勾配や段差に進入すると、AT車のクリープ現象だけでは前に(あるいは後ろに)進めなくなることがあります。

その状態から進もうとしてアクセルを踏み足すわけですが、ほんの少しの踏み足しでも、勢いよく車が動き出し、それがバックの場合は急加速によって身体が前のめりになり、さらにアクセルを踏んでしまい、結果として暴走に繋がる・・・というものです。

私も暴走とまではいきませんが、必要以上に急発進したことは経験があります。勾配がきつければきついほど、そういう傾向にあるのではと感じます。

いただいたコメントの文面から、状況は大体想像できるのですが、こればかりは再現のしようがありません。 個人個人でペダルの踏み方は違いますし、車種だって異なります。

恐らくですが、ここで言うAT車とは、一般的に広く普及している「トルコン式AT車」のことを指していると思います。構造の異なるハイブリッド車にまで当てはまるかどうかはわかりません。

その後、話は脱線しつつも、「意図しない暴走」をする条件をまとめていただきました。

前略

普通に運転している限り、その限界は潜在化して、暴走事故に至る事はありません。耳寄りの話として、まとめましたが、次に述べる悪条件が3つ重なると、突然顕在化し、恐怖の暴走が、一瞬にして始まる事を。

中略

3つの悪条件とは、AT車にて、

  1. 乗車定員の割に、エンジン定格出力あまり大きくない車両で、
  2. 乗員や、荷物を(車検証の範囲で)目一杯乗せて、
  3. 急な登り勾配や、縁石や車止めの段差とか、溝等のギャップを超える時、ストールしてアクセルを踏み足すとき、急発進します。

以下略

当ブログ記事に寄せられたコメントより引用

私が思うに、これら一連のコメントに嘘偽りはないと思います。ただ、私には再現は難しいと思います。車種・状況までは再現できても、アクセルの踏み方は個人個人で感覚が違いますから。

いくら言葉(文面)で「そっと踏んだだけで」と言われても、コメントをくださった方の「そっと踏む」と私の「そっと踏む」とでは、踏み込み量も違うかもしれませんし、踏むスピードも違うかもしれません。

体験したことのない事をブログ記事にするような無責任なこともできませんので、「こういうこともあるかもしれない」というニュアンスでしか書けないのが歯痒いところですが・・・。

「欠陥があるAT車」と「AT車の根本的な欠陥」という認識のズレ

一連のコメントのやりとりでいつまでも平行線のままなのは、少し認識(考え方)にズレがあるのではと感じています。もちろん、どちらが正しいか?といった類のものではありませんので、その部分の言及は避けますが。

コメント主様の主張「意図しない急発進が起こるのは欠陥」

操作するドライバーの意思・意図に反して、急発進する車は欠陥というお考えです。

これに関しては異論はありません。ペダルを踏み間違わなくても、アクセルに足を乗せただけで猛ダッシュする車は怖くて乗れません。

たとえ限定的なシーンでも、誰でも(免許所持者に限る)安全に使うことができるように設計しなければなりません。

ですが、私の考え方はほんのちょっと違います。

私の主張「何もしなくても動くのがそもそも間違い」

AT車でもセレクターをDやRに入れなければ動きませんが、そこに入れてしまえば何の操作をしなくても動き続けます。おまけに緊急時に動力を停止、あるいは動力源から遮断するすべがありません。

機械の設計者から言わせてもらえば、「ありえない設計」です。エンジン制御やトランスミッション制御以前の根本的な間違いなんです。

事故を起こしたときの責任問題

もうひとつ、話をややこしくしているのが、「意図しない暴走」を起こしたときの責任の所在です。

私の考えは、「ドライバーに全責任がある」です。

道具を、それも「用法上の凶器である車」を使うからには、使用者が全ての責任を負うべきだと考えています。

多くのドライバーは、徒歩で移動するのと同じ感覚で車を使い、だれも凶器を扱っているなんて思っていません。

コメント主様は車の欠陥であるなら、販売したメーカーなり、販売を許可した国に責任があるとおっしゃられています。

もちろん、これもその通りです。欠陥や設計ミスが発覚したら速やかにリコールというカタチで責任をとらなければなりませんし、今までもそうしてきているはずです。

ただ、本件の内容は不具合が立証できていないか、まだ潜在的なのか、それとも不具合ではないのか、明確になっていません。

不具合・欠陥が本当にあるのか?

前述したような事象があるとして、それは不具合と呼べるものなのか?という話になりますが、正直わかりません・・・というのが本音です。

事故の原因は警察なりメーカーでも調査はしているでしょうけど、そういった情報は報道を通して私たちが知ることはありません。

凶器を扱う以上は、それ自体を深く知らなければいけない・・・とコメント中にも書いた私ですが、エンジンやトランスミッションをバラして隅々まで観察したかと言われると、そうではありませんし、せいぜい構造の簡略図でどういう仕組みなのかを調べた程度です。

なのでここからは想像ですが(間違っていたらご指摘ください)、結論としては、私は欠陥ではないと思います。

急勾配でクリープでは登らないような場面で、トランスミッション(というかトルクコンバータ)がどうなっているのか想像すると、Dレンジでブレーキを踏んで停車しているときと同じなんじゃないかと思うわけです。

エンジン側(ポンプインペラ)は常に回り続けていますが、タイヤ側(タービンランナ)はブレーキで固定されて回りません。エンストしないのはトルクコンバーター内でオイルがかき混ぜられているだけだから。メカ(機械)的に切り離されています。

さらにきつい勾配なら、その分エンジン回転を上げる必要があります。きつい勾配で停止できているなら、重力による負荷と駆動力が釣り合っているということです。

で、その負荷が突然なくなったとしたら? エンジン回転は急には下がらないので、その回転に見合っただけの加速をするのは当然のことです。 負荷が大きければ大きいほど、その負荷がなくなったときの駆動力は大きくなります。

ところで、トルクコンバータのポンプ側(エンジン側)の回転数が、タービン側(車輪側)の回転数より大きい場合はステータによって、トルク増幅作用が生まれます。 この辺が本件(意図しない急加速)に繋がっているんじゃないかと思うわけです。

巡航中(ポンプ側とタービン側回転数がほぼ一致)のときに踏む「ほんの少しのアクセル」と、高負荷時に踏む「ほんの少しのアクセル」とでは、同じ踏み方・同じ踏み込み量でも発生するトルクは異なってきます。(たぶん)

「ほんの少しアクセルを踏んだだけで急加速した!」 と感じるのはこういった状況だからなのでは?と思います。

これが正常なのか異常なのか、ですが、私は正常なことだと思います。そうしないと急勾配を登ったり、大きな段差を乗り越えるための駆動力が得られないので。

重要なのは「凶器」だと知ること

寄せられたコメントへの返信でも書きましたし、このブログでもたびたび触れていますが、車は用法上の凶器です。 いくら快適に安全になっても、本質は変わりません。

多くの人はそんなことも忘れて、あるいは知らずに、簡単にアクセルを踏みます。

漫然と踏むそのペダルが、アクセルなのかブレーキなのかわからない人もいます。

この事例のように、ペダルを間違わなくても暴走する可能性があることを知っていただくためにコメントをご紹介させていただきました。

ときどき脱線して、且つ長いですが、全コメントはこちらの記事でご確認できますので、興味のある方はご覧ください。

アクセル・ブレーキ踏み間違い事故は何故起こるのか?原因と対策
ニュースなどでよく報じられる、「アクセルとブレーキの踏み間違い」による事故。毎日車を運転している方にとっては、にわかには信じられない事故でしょう。車が必須と言われている我が県でも、先日は1日に2件もの踏み間違い事故が発生しました。 ...

それでは、良きカーライフを。

コメント

  1. メカおたく より:

     「アクセルとブレーキを踏み間違えなくても暴走する!」をコメントしたメカおたくです。
     Shin様には、このように簡潔にまとめて頂き、本当に感謝いたします。
     小生の文が、余りにも下手なのでご苦労された事と思います。
     
     なお、初めて読まれる方のために、自己紹介いたします。
     ペンネームがメカおたくでも、車のメカにさほど詳しくはありません。ただ、車が大好きで、高校の時免許を取ってから、ずっとこの74歳まで、飽きずに、気に入った車を、趣味的に運転している高齢ドライバーです。

     早速、念のたですが、これまでのコメントで扱った、問題は一言で、「急発進」です。
     AT車の場合ですが。

     「発進」は、即ち速度ゼロから、アクセルを踏んで、車が動き出す時までですね。
     バックで、ある状況下(3つの悪条件を参照)、車が動き出すまで、ゆっくりと、ソフトに、ジワジワと、アクセルを踏み足していく途中で、突然、ガツンと強いショックを伴い、急発進するのです。
     
     バックでの急発進だから、頭をハンドルに当てそうになり、自然に足を踏ん張るから、右足で踏んでいるアクセルをさらにガンと踏み込んでしまうのです。
     そして、急加速し始め、急ブレーキを踏めたとしても、数メートルは走ります。その間、進行方向で遮るモノは、人でも何でも跳ね飛ばして暴走します。大変、恐ろしいです。

     以上、最初の瞬間的出来事について、補筆させて下さい。 

  2. メカおたく より:

     「不具合・欠陥が本当にあるのか?」の項目において、Shin様のコメントに補足致します。
     
     まず、急勾配でクリープで登らない場面を論じられています。、
     そして、さらにきつい勾配で、その分エンジン回転を上げる必要があります。きつい勾配で停止できているのなら、重力による負荷と駆動力が釣り合っているということです。
     
     と、論じられ、普通にアクセルの踏み足しで急勾配を登り、その途中でアクセルコントロールして停止しているのだから、極々普通の状況ですね。

     で、その負荷が突然なくなったとしたら?
    と、述べられていますが、これが急発進の原因だとおっしゃられるのでしょうか。

     そもそも、突然負荷が無くなる場合が、小生には分かりません。
     と、いうか、そのような、可笑しげなことは、実際には起きないと思いますが。

     また、巡航中の急加速は別の機会にしていただいて、ここで扱っている「アクブレ事故」には、無関係だと思います。
     問題にしているのは、8/28に述べたとおりなのですが、ご理解をいただけなくて、小生の文書表現能力の無さに、恥じ入るばかりです。 

    • Shin より:

      メカおたくさん
      おはようございます。

      「急勾配でクリープでは登らないような場面で ~ その負荷が突然なくなったとしたら?」

      というくだりは、メカおたくさんがおっしゃられている、急発進のときのトルクコンバータの状態を疑似的に再現しているつもりで書きましたが、指摘されている「3つの悪条件下」でのトルコンの状態・・・と読み換えていただいても結構です。

      駆動力と負荷(私は急勾配としましたが、メカおたくさん的には「3つの悪条件下での負荷」となるでしょうか)が釣り合っていれば動かないのは当然ですよね? 極々普通の状況とおっしゃられているように。
      その状態からアクセルを踏めば進むし、緩めれば坂を下ってしまいます。 ここまではOKですか?

      前述した状況は坂道の途中でしたが、平坦な道から坂道(あるいは段差でも構いません)を登り始める直前ではどうでしょう?
      誤解がないように、メカおたくさんと同じ状況で説明したほうがいいでしょうかね・・・。

      荷物をたくさん載せた車で縁石を越えてその先の駐車スペースにバック駐車する場面を想定します。
      クリープで縁石に後輪が当たるまで来ました。しかしクリープだけでは縁石を乗り越えられそうにありません。
      そこでアクセルを踏み足すわけですが、エンジンは縁石を乗り越えるだけの駆動力を出さなければいけません。
      「縁石を乗り越えるための駆動力」ってどのくらいなの? ということになりますが、前述した「坂道で停止しているとき」=「釣り合っているとき」よりも大きな駆動力であれば乗り越えられますよね?

      平坦なところから縁石を越える場合では、この「釣り合っているとき」がわかりにくいところがポイントです。
      坂道の途中では、「停止しているとき」=釣り合っている と認識できますが、平坦なところから縁石を越えるとき、いつ釣り合っているかわかりますか?
      クリープで縁石に当たり、停止したときでしょうか? 違いますよね? 縁石を乗り越える直前です。でも車の位置は動いていないので、そのとき車がどんな駆動力を発揮しているのか、わかりにくいんです。
      「突然負荷がなくなったとしたら?」とは、縁石を乗り越えた直後のことを言っています。

      アクセルを踏まずに停止している時と、あと少しアクセルを踏めば縁石を越えられる時、車の位置は同じです。後者の状態でほんの少しアクセルを踏んだら・・・意に反した急加速ととられても仕方ありません。

      最近の車はタコメータが無いものも多くなりましたよね。防音もしっかりされていれば、唸りをあげるエンジン音も気になりません。
      ドライバーが、車が発する情報から、車の状態を把握するなんてこと、できなくなっても不思議ではありませんね。
      車はしっかりとどんな危険な状態かを教えてくれていますよ。その声を遮るような今どきの車の設計には少し疑問がありますけど。これもニーズなんでしょうね。

      ちなみに、巡航中の急加速なんてお話は全くしていません。 巡航中に踏むアクセルの感覚と、高負荷時(今回でいえば縁石を乗り越えるとき)に踏むアクセルとでは、同じ踏み込み量であっても発生するトルクは異なると言っています。(ギア比とかは無視しますが)

      かなり長くなってしまいましたが、ご理解いただけましたか?

  3. メカおたく より:

     早速の、コメントをありがとうございます。
     いつも、早朝に書き込みで、ご出勤に差しさわりありませんか。
     小生は、気ままな生活のはずでしたが、カミさんが急に入院して、家事労働が全て小生にのしかかり、おまけに病院通いで、超多忙ってわけですが、のろまのせいでしょうか。
     
     本論に入りますが、Shin様のおっしゃる「突然負荷がなくなる状況」は、ギャップを越えた後のことですね。
     小生が問題にしているのは、ギャップを乗り越えられず、ストールした速度、0.00km/hから、急発進するまでの一瞬の間です。
     即ち、アクセルをそこそこ踏み込んで、トルコンのポンプインペラが回転していて、タービンランナーがストールした状態から、アクセルをジワジワ踏み足し、意図しない急発進をした時まですね。
     本来なら、ゴトゴトとゆっくりギャップを乗り越えるものと期待して、アクセルをジワジワとゆっくり踏み足しているのにもかかわらず、突然、猛ダッシュをして跳び出すわけです。
     
     Shin様は、この時、トルコンのトルク増幅作用が関係しているようにおっしゃられますが、それは、全くないと思いますよ。買いかぶり過ぎだと思います。
     もし、増幅作用があったにしても、2トン半近くもある車体を急発進さすだけの、トルクは出ないと思います。
     トルコンのトルク増幅作用は、タービンランナーからの戻りの油の流れを、ステーターで整流し、ポンプインペラに還元して、トルク増幅作用を得るものですが、そもそも、タービンランナーがストールしていては、戻りの油の流れが無いではないですか。これでは、トルコンの内部で、油が渦を巻き発熱して、トルク増幅どころではありません。
     
     それに、トルコンのトルク増幅作用と言っても、ギアではないですから、ほんのわずかだと思います。トルクの改善に寄与しているくらいが丁度なのに、どなたがおっしゃったのか、誇張し過ぎです。
     もし、反論されるトルコンのメーカーさんがいらっしゃったら、その増幅作用でもって、超低速でも滑らないトルコンを開発して下さい。
     きっとこの世から、この忌まわしい、急発進、急加速暴走事故は無くなると思います。

     ところで、急発進の原因が何であろうとも、アクセルの踏み込み量に比例しないで、原動機や動力伝達装置が急激に回転上昇する車両は、道路運送車両法の第41条に抵触しており、欠陥車だと小生は思います。
     これが為に、沢山の事故が起き、何百人も亡くなっていると思います。
     何とかなりませんか。どうしようも無いですかねえ。

    • Shin より:

      メカおたくさん
      おはようございます。

      仕事でいろいろありまして、コメント返信どころか、ブログ更新も滞ってしまっていました。
      文才がないのに文章だけで伝えるのは難しいですね。 コメント1件1件に返信しますので、ゴチャゴチャするかもしれませんがご容赦ください。

      「突然負荷がなくなる状況」とは、ギャップを乗り越えた直後です。メカおたくさんがご指摘しているのと一緒です。
      「乗り越える直前」=「駆動力と負荷が釣り合っている」
      「乗り越えた直後」=「駆動力はそのままに、負荷がない」

      トルコンがストールしている状況では、駆動力がタイヤに「伝わっていない」と思われているようですが、それは違います。常にタイヤを回そうとしているんです。 負荷のほうが駆動力よりも大きいから止まっているだけで。

      トルコンの説明でよく出てくる、扇風機を向かい合わせて片方を回す・・・という絵。 回してない側(タービン側)の羽を指で押さえている状況と同じです。
      指には回ろうとする羽の力が常にかかっていますよね? 回す側(ポンプ側)の回転数を上げていけば、そのぶん指にかかる力も増します。

      ポンプ側をゆるゆる回しているときと、高速で回しているとき、指にかかる力は違っても、見た目はどちらも止まっています。そして次の瞬間、指を離すとどうですか? 高速で回しているほうが勢いよく回るのは簡単に想像できますよね?

      それに、トルコン内は密閉されているので、ポンプ側が回っているのなら必ず流れは発生します。その流れが駆動力を伝えているんです。

      車を急発進させるだけの力はどこからきていると思いますか? エンジンからですよね。そのエンジンは誰が回そうとしていますか? ドライバーがアクセルを踏んで回しますよね。
      そっと踏んだだけで急回転するようなエンジンはこの世には存在しません。物理的に。
      急発進させられるだけの駆動力をドライバーが操作して発生させようとしているんですよ。そんな意識をもっている人はかなり少ないでしょうけど。

      何度も申し上げますが、こういう意識の無さが一番の問題なんだと、私は考えます。
      とりあえず細切れになりますが、このコメントへのレスは以上です。

  4. メカおたく より:

     バックの時の、急発進について、もう少し詳しくご説明します。なおこれは、本編で8/26にコメントしましたので、こちらも参考にしてください。

     我々が普通に乗る車の、登る事の出来る勾配の限界は、バックの方が大きい事になっています、確認した事が無いので、多分ですが。

     MT車は、その車の登坂能力の限界を超える坂を登ろうとしても、エンストして登る事ができませんね。何が何でも登れと言われれば、手前から十分に勢いをつけて、短い坂なら越えられるでしょう。長い坂なら、途中で止まり、ブレーキでしがみつくか、ずるずると逆戻りでしょう。

     AT車は、同じ車体とエンジンで、MT車に改造した時に比べ、トルコンが滑る分、登坂能力は落ちると思われます。トルコンのトルク増幅能力があるにしてもです。
     従って、AT車は、登坂能力の限界を超える勾配の坂を登ろうとしても、トルコンのタービンランナーがストールして、車軸にエンジンの回転力が伝わらず、登る事ができません。
     どんなにアクセルを踏み込んでも、エンジンを空ぶかしするばかりで、登れません。
     MT車だったら、登れる坂でもです。

     ところで、ご存知でしょうか、AT車を瞬時にMT車並みの登坂能力にする方法が有る事を。 トルコンには、その能力が備わっているのです。

     それは、ロックアップ機構で、摩擦クラッチと同じ原理で、ソレノイドコイルに電流を流して、引っ張るか、押すかして、ほとんど「クラッチ板?」を滑らさず、ポンプインペラとタービンランナーをガツンと、直結するものです。
     しかし、変速領域、例えば発進時にはショックが大きくて、使ってはいけない物なのですが、あるにはあるのです。

     どうも、バック時に、急勾配でトルコンがストールしたら、ロックアップ機構を作動させているのではと、小生は勘繰りたくなります。MT車で、エンジンを十分に吹かして、ポンと、クラッチを繋げる感じです。エンストしないで、ボンとひどいショックで飛び出す感じです。

     車を買ったメーカー側の技術者に正しても、ロックアップは使っていないと言うのですが、本当のところ、トルコンや制御機構を他所から買っている現状、中身を知らないのではないですか。
     エンジンやトルコンは、コンピュータで制御しているから、プログラマーでないと知らない事です。その、プログラマーだってさらに別会社の者ですよ。
     
     また、そのプログラマーはどのようなショックを伴って、車が発進しているか、知らないのでしょう。もしかして、車の運転免許を持ってないかも。
     それなのに、両者の狭間で、急発進を経験するドライバーはたまったものではありません。 それどころか、急発進して、暴走事故を起こし亡くなってしまった者は、浮かばれません。

     このような、現実をまるで知らない者が、アクブレ事故を起こしたドライバーを攻め立てますが、如何なものでしょうか。
     もしかして、明日は、あなた自身の我が身となるかも知れません。単に同乗する人だって。
     何はともあれ、MT車ドライバーさんには、関わりなき事ではあるものの、被害者になる可能性の否定は、完全にできない可能性があるのが、浮世でしょうか。

    • Shin より:

      続いてこちらのレスになります。

      急発進の原因がロックアップにあるのではないか?とのご指摘ですね。 確たるエビデンスがないので私の想像と考えになり申し訳ないですが、メカおたくさんの状況(バック時、トルコンストール)でのロックアップは無いと思います。以下が根拠です。

      そもそもロックアップはトルコンの伝達ロスをなくし、燃費の向上を目的に作られたものです。決して駆動力を得る目的で作られたものではありません。仮に、ご指摘の状況でロックアップさせているのなら、完全に想定外の使い方になります。
      設計者の立場で言わせてもらえば、想定外の使い方はしてはいけませんし、させません。トラブルの元だからです。

      二つ目の根拠。 メーカー技術者が「ない」と言っているのなら「ない」と思います。トルコンにしろ制御プログラムにしろ、それが外製であろうと内製であろうと、仕様書はしっかり理解し把握しているはずだから。
      安全に関わる部分(車ならほとんど全てですが)なら尚更です。外に任せて知らなかった・・・では済まされません。

      三つ目の根拠。 ロックアップしたからといって劇的にパワーアップ(トルクアップ)するわけではないと思います。(トルクに関しては逆に下がるのかな?)
      トルコンのトルク比のグラフを見ればわかるかと思いますが、ロックアップ時は当然「1」(入力側と出力側が直結しているので)ですが、ストール時は「2程度」です。 ロックアップする意味が全くありません。

      ロックアップに関しては以上です。 すみません、これから出かけるので最後のコメントのレスはもう少しあとになります。

  5. メカおたく より:

     やはり、何でもそうですが、経験しないと、信用できないでしょうね。「一見は、百聞にしかず」ですよね。特に、小生では、老人の世迷言に取られても、仕方ないでしょうね。
     でも、本物のアクブレ事故は、こんな、生易しいものではありません。沢山のドライバーが命を落としているではありませんか。
     
     昨年暮れの、横須賀の立体駐車場での転落事故だってそうです。
     体をねじって、後ろを見たから、ブレーキの位置を間違えたなんて、悠長なことを思う、人が、沢山いるでしょうね。
     
     小生の場合だって、そうです。Shin様にこのコメントで、いまだに、言われています。
     アクセルを、ほんの少し踏み足したといっても、それは違うだろうってね。
     巡航中に踏む少しと、高負荷時に踏む少しは違うだろうってね。その違いが急加速したと、感じると、親切に教えて頂いています。

     しかし、小生、幾ら年を取ったにせよ、この程度の加速に驚いて、アクセルを踏み込むなんてね。運転中、窓から見える女性に、いちいち反応して、たまげたり、驚いたりしていないと、いけなくなりますよ。そんなに、軟な神経なら、とっくに運転ミスで死んでいます。

     人間って、誰でも普通に、ほぼ、Shin様と同じくらいのレベルで、運転されていると思いますよ。そういった方々が、アクブレ事故を起こしているのだから、尋常ではないと思うのが、普通です。たとえ、運転レベルに大きなばらつきがあったとしても、統計学的にみて、半数は優秀なドライバーだったと判断するべきでしょう。

     ところで、前にもコメントしましたが、警察庁の交通統計によると、事故の主要因は、「人的要因」、「車両要因」そして、「道路交通環境要因」の3つに分類されるそうです。
     アクブレ事故はAT車に限って、多く起きているそうです。従って、AT車が多く走るようになってからですね。
     そこで、MT車の時代と、AT車の時代に分けて、考えてみると分かりますが、時代が変わって大きく変わった事は、車両要因ですね。
     人的要因は、あまり変わってないと思いますよ。AT車時代になって、人間がとろくなったなんて、ないでしょう。
     また、道路交通環境要因だって、急激には変わってないですね。少々、高速が伸びたくらいでしょうね。

     従って、アクブレ事故の原因は車両要因であって、AT車に欠陥があると、考えざるを得ません。警察庁のお役人はこの事実を真摯に受け止め、行政に携わるべきだと思います。
     
     AT車の危険性について、一刻も早く国民に周知するべきです。なにを、ぼやぼやしているのでしょうか。本当に、情けないことです。

     

    • Shin より:

      メカおたくさん
      おはようございます。
      昨日に引き続き、こちらのコメントにもレス致します。

      立体駐車場からの転落事故を引き合いに出されていますが、原因がアクセルとブレーキの踏み間違いではなかったとして、では何故、車止めで止まってから更にアクセルを踏み込むんでしょう?
      見たところ車種はエスティマみたいですが、車体が長いからもう少し奥に入れようとしたのでしょうか?
      事故自体は大変痛ましく、可哀想な事故ですが、アクセルを踏み込んだのは紛れもなくドライバーですよ。

      車がMTからATの時代になり、車両は大きく変わったが、ドライバーは変わっていない・・・とおっしゃられますが、ドライバーだってかなり変わりましたよ。メカおたくさんの「とろくなった」とはニュアンスがちょっと違うかもしれませんが。
      MTの免許を持っている人が、1年、2年・・・というレベルのブランクをあけ、久々にMTを運転してみればわかります。
      「私ってこんなにペダル操作が雑だったんだ・・・」と気付くはずです。 これが技術的な面。

      もう一つは意識的(気持ち)な面。 何度も申し上げますが、車の運転があまりにも簡単になりすぎて、凶器だなんていう意識は無くなりつつあります。 車が凶器ではなくなる時代がくるのが理想ですが、まだまだ先の話かもしれませんね。

      メカおたくさんは何が何でも車両の責任にしたいように聞こえますが、それは完全な自動運転の時代になってからの話。人間が操作している間は、その責任から逃れることはできないんです。

  6. メカおたく より:

     コメントありがとうございます。
     
     横須賀の立体駐車場からの転落事故を引き合いに出したのは、小生の経験で、その原因をうまく説明できるからです。ただし、転落した当の本人でもないし、現場すら実際に見たわけでないから、小生の独断と偏見に満ちていると思います。
     
     まずは、ドライバーの運転経験は、転落した車に若葉マークがないので、初心者ではないと思います。しかも、年齢が56歳というから、油の乗り切ったドライバーだったでしょう。
     74歳の小生より遥かに、確かですよ。

     そこで、Shin様の疑問の「何故、車止めで止まってから更にアクセルを踏み込むんでしょう?」については、クリープか、軽くアクセルを踏んでいて止まったから、ちゃんと車止めにくっ付いているか、確認のため、アクセルを軽く踏み足したのではないですか。強くなんか、踏み込んでないと思いますよ。若葉マークじゃないですからね。

     ここで、搭乗者は大人3人、子供2人で、エスチマは7人乗りだったでしょうから、人間はそこそこ乗っており、車体重量もセダンなどに比べ重いので、総重量はエンジンの出力から見るとかなり大きかったと、考えるべきでしょう。

     このような状態で、車止めでストールすれば、小生の経験から、超危険な状態にある事が分るのです。この事を誰も信じませんね。経験が無ければ無理でしょうね。神様ではないですが、信じる者だけが、謙虚に用心するから助かるとすれば、助かるのでしょうね。
     
     信じる信じないは別にして、ほんの少し、アクセルを踏み足すだけで、突然、狂ったように車止めを飛び越えて急発進するのです。まるで、アクセルをいっぱい踏み込んで、MT車さながらの、クラッチをぱっと離して繋げる感じで、強烈な衝撃を伴います。本当のところ、メカおたくでも、この原因は分かりません。

     バックでの急発進は、頭をハンドルにぶち当てそうになり、反射的に足を踏ん張るので、アクセルを強く踏み込んでしまいます。そして、急加速します。
     その先になぎ倒すモノが有れば、暴走という事になり、交通事故です。

     ところで、この間、アクセルとブレーキの踏み間違いは有りましたか。
     そして、急発進の責任は、ドライバーには無いと思いますよ。
     
     なぜならば、徐々に静かにアクセルを踏み込んで、静かに徐々にゆっくりと発進できなければ、道路運送車両法第41条に抵触し、欠陥車だからです。これ、常識です。
     荷が軽ければ、少々低めの車止めなら、コトコトと越えられるのに、荷が少々重いと、急発進しないといけない事が、間違いです。ストールして、へたばれば良いのです。それを、何とか越えられるように、設計するから、間違いを起こすのです。無理に、背伸びをしない事ですね。

     車が、凶器であることは小生も認めます。だから、誰にでも運転させませんよね。
     凶器だからと言って、更に危険を付け加えてはいけないでしょう。
     急発進する車しか作れない者は、辞められた方がよいと思います。世のため人のためになります。

     ところで、ロックアップは、今、ほとんど全段やっているのですよ。
     その、全段にバックが入るかどうかは知りませんが、ソフトの書き足しで簡単にできます。 これも常識の範ちゅうです。自動車会社の言うことを、真に受けて、信じるほど小生は生真面目ではありません。さすが、70年以上も人生を晒していると、裏も表も見て、それでも騙され、ちょろまかされています。
     
     昨日、ニュースでツイッターのアカウントの乗っ取られで、誤認逮捕された女性がいましたが、警察だってネットに長けたやつに騙され、無脳を晒けて、冤罪を作っています。嫁入り前のこの女性は無実で19日も、豚箱に入れられ、憤りを感じると報じていました。
     
     PCのソフトウェアは、怖いですね。ちょっとの書き違いで、プラントのボイラーを爆発させ、人命を2名も奪った事がありましたよ。ボイラーと言ったって、高さが90mもあるから、コンビナート全体にの激震が走りました。何処とは言えませんが、小生もこんな所をうろついていたから、制御ソフトにはtraumaなのです。

     そもそも、ロックアップしないで、猛烈なショックで急発進するでしょうか。
     ストールしないで、車止めを巻き上げ、ガードレールを押し曲げ、厚いコンクリートの柵をぶち割り、フェンスをぶち破って転落しています。
     普通、ガードレールでトルコンがストールして止まると思うのですが、Shin様はおかしいと思いませんか。
     
     一番簡単な確認方法は、バックでブレーキをギュッと踏んで、アクセルを思いっきり踏み込めば良いのです。ストールすれば、ロックアップは無しですね。ブレーキがすっぽ抜けて、急発進すれば、ロックアップしてるって事です。この時は、暴走して大惨事かもしれませんね。 バックでロックアップは無しとおっしゃる、Shin様はこのような実験ができますか。
     こんな恐ろしい特性が隠されていて、国民に公表しないのは国家の罪ですね。

    • Shin より:

      メカおたくさん
      おはようございます。

      やはり私の言わんとしているところは理解していただけないのですね。
      何故さらにアクセルを踏み込むのか? ←これは私の疑問ではなく「呆れ」です。(踏み間違ってはいない・・という前提で)
      普通、車庫入れ・駐車は、ブレーキの加減だけで行うものです。大人数が乗車していたとしても、平坦であればクリープだけで事足ります。
      それなのにアクセルを踏む。あまりにも安易に。 それに、車止めで止まったならそこで駐車終了ですよ。確認なんて必要ありません。

      アクセルを少し踏み足しただけだとおっしゃいますが、アクセルを踏んでいないときのクリープから、軽くアクセルを踏んだだけで、車止めを乗り越え、鉄柵を突き破るほどのパワーを発揮するなんて、物理的にあり得ないんですよ。そんなエンジンがあったらそれこそ発明です。

      ロックアップのことを気にされているようですが、ロックアップしたからといって、エンジン性能以上の駆動力(トルク)は得られません。
      トルクに限っていえば、トルコンがストールしているときが最大という理解をしています。 得られるトルクを落としてまでロックアップする意味があるでしょうか?

      ロックアップしている・していない、はご指摘の確認方法では無理だと思います。ブレーキを踏んでいればロックアップしない制御をしているでしょうから。そうでないとトルコンのストールテストなんてできないし、仮にブレーキ踏んでいてもロックアップするのなら、ロックアップした瞬間にエンジンがストールします。
      ブレーキより強いエンジンなんて、これまたあり得ません。

      ペダルを踏み間違えた・踏み間違えていない、どちらにせよ、暴走させるだけの操作をしたのはドライバーなんですよ。勝手にエンジン回転が暴走するほど上がるなんてこと、あり得ないんですよ。クリープだけでコンビニに突き刺さることなんてあり得ないんですよ。
      ドライバーが操作している以上、「暴走するなんて知らなかった」では済まされないんですよ。
      この手の事故を起こしたドライバーは、必ずアクセルを踏み込んでいますよ。その右足に全く責任がないと言い切れますか?

  7. メカおたく より:

     コメントありがとうございます。

     Shin様には、AT車の意図しない急発進について、結局ご理解されませんでしたね。
     世間一般には、急発進→急加速→暴走して事故は、単に結果だけをみて、とろいドライバーの、アクブレ事故として疑問を持ちません。Shin様も全くおんなじですね。

     でも、経験した者は、暴走の原因になった、急発進の原因を考えます。
     それを考えないと、人様に危害を与えた場合は、全面的に責任を取らされます。
     責任逃れではないのですが、本当に自分に責任が100%あるのか、とことん考えますね。
     
     経験しなくて、信じる事が出来ない者や、警察などの権力のあるモノは、単純に暴走だけに関心を持ち、急発進の原因には考えが至りません。恐らく、論理的な思考が苦手なのでしょうね。誰だって、考えるってことは、エネルギーを使い大変なことで、腹も減ります。

     前にも、AT車の構造について、議論するにあたり、確認のためわざわざ述べました。
     なのに、AT車も、MT車と同じくアクセルペダルがワイヤーでキャブレーターに繋がっているとShin様は思っておられますか。
     
     Shin様は「軽くアクセルを踏んだだけで、車止めを乗り越え、鉄柵を突き破るほどのパワーを発揮するなんて、物理的にあり得ないですよ。そんなエンジンあったら、それこそ発明ですよ」と言われましたが、AT車の構造を知らないから、こんな可笑しげなことが言えるのでしょうね。
     
     小生は前回のコメントで、わざわざ、PCのソフトウェアについて述べました。AT車も、新鋭ボイラーと同じように、PCのソフトで牛耳られていることを言いたかったからです。

     AT車のアクセルペダルの踏み込み速さや、踏み込み量は、車載の制御用コンピュータのソフトに従って、他のセンサーから得られる情報と一緒に処理され、エンジンの出力に反映されます。アクセルペダルが直接燃料噴射装置に繋がっているわけではありません。

     だから、例えば、車輪がロックし、なおもアクセルが踏み込まれていれば、ドライバーがそのギャップを超えよと命令しているとPCは判断し、燃料噴射装置に必要な量の燃料を噴射するように命じるのです。従って、アクセルの踏み込み量に比例しない量の燃料がエンジンに注入されるのです。
     小生の車は、凍結した轍の道路をゆっくり走るとき、いちいち細かくアクセルコントロールしなくても、ギャップを次から次に乗り越え、がさがさ走ってくれますよ。

     だから、バックで、登り勾配の駐車スペースに車を入れる時、意図せず急発進することがあるのでしょうね。でもこれが困るのです。
     それに、これは、道路運送車両法第41条にに抵触しています。だから、欠陥車だというのです。最初からある車両の欠陥まで、ドライバーの責任にされては困ると言っているのです。

     Shin様が、設計されいる物だって、何かの法律で規制されていませんか。その法律には省令があり、告示があるでしょう。それらを遵守して設計するのではありませんか。
     車は、Shin様がおっしゃるように凶器でもあるので、道路運送車両法第41条を守って作ってくれないと、凶器にさらに凶器をくっつけたものになります。この為に、多くの人達が亡くなっています。

     ドライバーにばかり、責任をいつまでも押し付けていては、事故はなくなりません。
     Shin様だって、いつ、暴走する車の犠牲になるかもしれませんよ。
     他人ごとでは有りません。
     
     また、奥様が、意図しない急発進で暴走して、事故られるかもしれません。
     現状の欠陥AT車に乗る限り、 絶対に避けられない、可能性です。
     それでも、 ドライバーのせいにできますか。ご回答をお願い致します。
     

    • Shin より:

      メカおたくさん
      おはようございます。

      なぜこんなにも長く話が噛み合わないのか、やっとわかりました。
      メカおたくさんは、事故の3大要因(人的・車両構造面・走行環境面)のうち、人的要因を完全に排除してしまっているんです。
      アクセル・ブレーキ踏み間違いに関する記事のコメントにもありましたが、

      「MT時代とAT時代とで、ドライバーに差があったか? 否!そんなことはない!」

      この一言で人的要因を分析することを止めてしまっています。以前にも申し上げましたが、事故は様々な要因が複雑に絡み合って起きるものです。その中でも一番信用のおけない「人間(ドライバー)」の存在を無視していては、答えにたどり着けません。

      さて、本題に入る前に、ロックアップやトルコンに関しては本コメントで触れられていませんので、ご理解いただけたという認識でよろしいでしょうか。
      上から順番にいきますが、AT車でもMT車でも、今の車はほとんどコンピュータ制御だと思いますよ。逆に、コンピュータ制御ではない車には乗ったことがありません。(車歴は2台だけですけど)

      私のコメント(軽くアクセルを踏んだだけで、車止めを乗り越え~以下略)を引用して「可笑しげ」とおっしゃいますが、段落のもう少し前まで読んでください。「アクセルを踏んでいないときのクリープから、軽くアクセルを・・・」です。
      この状況でも軽くアクセルを踏んだだけですっ飛んでいきますか? 物理的に無理ですよ。いくら電子制御で燃料を大量に噴射したとしても、一瞬で暴走させるほどの回転数には上がりません。
      コンピュータはナノ秒(あるいはもっと速い?)という速さで処理できたとしても、メカ(エンジン)はそうはいかないんです。これがそんなに可笑しなことですか?

      メカおたくさんは、車輪がロックして、それでもなおアクセルが踏まれていれば、それを越えるための制御がされる・・・それが問題だとおっしゃっています。
      人的要因を最初から排除しているから、こういう結論に至ります。
      ですが、私がずっと言い続けているのは、「なんでそんな状況でアクセルを踏むんだよ!」ということです。
      多くの「アクセル・ブレーキ踏み間違い」とされる事故が、仮に踏み間違っていないのなら、なんで踏まなくてもいい状況でアクセルを踏むんです?
      車止めは車を止めるものであって、乗り越えるものではないんですよ。

      機械は人間とは比べ物にならないくらい信頼性の高いものですよ。壊れないかぎり、操作する者の要求に忠実に従ってくれます。
      操作する者が車止めを越えろ!というなら越えようとします。
      対してドライバーはというと、機械から発する情報なんて気にもしない。エンジンが今、どんな回転数で回っていて、それはどれほどの力をもっているか?なんて気にも留めず、車止めに当たっているのかすらわからない。そして無自覚にアクセルを踏む。ポンッ!とね。
      敢えて欠陥といえば、タコメーターが無い車種があることでしょうか。

      >>「ドライバーにばかり責任を押し付けていては、事故はなくなりません。」

      私は真逆の考えです。「ドライバーが責任を放棄するから事故はなくならない」んです。
      自動運転が、無自覚なドライバーからは、全ての操作を取り上げてしまえ!という考えに至ったのも、今では少しわかるような気がします。

  8. メカおたく より:

     いつも、早朝からコメントありがとうございます。
     話しが噛み合わないのは、お互い人間だからではないでしょうか。十人十色ですが、とっくに通り過ぎて、現在は「十人無限大色」ではありませんか。噛み合わない人間が、沢山いて、独自に花が開いたりするから、世の中が面白いのですね。
     
     どっかのアブナイ人達が、後先考えないで作った水爆とやらをTVで見たけれど、滑稽で面白いですね。ブリキの鋳掛で出来てますよ。リードだって、600Vビニール絶縁電線よりまだちゃっちぃです。成層圏に入る前にぶっちぎれるかも。折角作るなら、もうちょっと、水爆らしく威厳をこめて作れと言いたいものです。ときにアメリカの水爆は、彼女の裸体でも描いているでしょうか。
     
     両者、トリエンナーレでもやって、毎回新しいのを、豊島にでも並べたら、コケ気なオブジェで喜ばれるかもね。ただし、中身無しで。

     ところで、私たちの、議論の主題は夫々外れ過ぎて、噛み合うどころの騒ぎではありませんね。
     小生の主題はバックでの「急発進」であり、その原因が車にあるというものです。
     
     もう一度おさらいすると(小生が2回目に経験した急発進についてです)、
    AT車にて、車検証の許容範囲内で、沢山荷物を載せ➡バックで登り勾配の駐車スペースに進入中➡その途中で、さらに勾配がきつくなり停止➡静かに坂道発進する事を期待して、アクセルを少しずつ踏み足すうちに、ガツンと強いショックを伴い、意に反して「急発進」する➡その勢いで、頭をハンドルに打ち付けそうになり、自然に両手両足を突っ張る➡急加速し始める➡踵を中心に爪先をブレーキペダルに回転移動させ、急ブレーキをかける➡からくも、駐車スペース内で急停止する。以上です。

     さて、ドライバーの小生に何か落ち度が有りましたか。
     車は、何故急発進したのでしょうか。静かに、坂道発進出来ないものでしょうか。それが出来なかったのは、車の欠陥ではないでしょうか。
     
     なお、アクセルを静か踏み足して、「原動機や動力伝達装置の回転数が円滑に上がらないものは、」道路運送車両法第41条の規定で運送の用に供してはならない」事になっています。
     
     車が、突然、急発進する事は、回転数が突然跳ね上がる事ではないですか。
     これでは、円滑とは言えませよね。公道を走ってはいけない車は、欠陥車ではないですか。 
     この、急発進で沢山暴走事故が発生しています。経験が無いと分からないと思いますが、この急発進は衝撃が大きく、正常で、まともな神経なら、失神したりパニックに陥ります。
     何にも驚かない人は良さそうに思えますが、感受性が無くて立派に病気です。
     
     Shin様はドライバーに鉄のように固い心を要求しますが、人間は普通、心は柔軟で、喜怒哀楽を表し、驚きもするのです。だから急発進は許されません。よって、法律で規制されているのです。ぼろ臭い車は、売らない事です。善良な国民を、馬鹿にするのも、程ほどにしろと言いたいのです。
     
     Shin様は何故、国民を保護するこの法律を無視されますか。何かご都合でも悪いのですか。

     ところで、小生はドライバーを擁護しているのではありません。現状の免許制度は甘すぎて、事故が多いので怖いのです。
     交通違反する人には、運転不適格だと自ら証明してるわけだから、免許を永久に失効すればよいのです。罰金や過料を取って甘やかすからいけないのです。

     「ドライバーにだけ責任を押しつけると、」Shin様は前後の脈絡から切り離しておっしゃるからおかしいのです。小生は急発進に限って言っているのだから、車を作ったメーカーが悪いと思います。

     また、ロックアップがどうであれ、急発進が悪いのであって、ロックアップ以外で、その原因が説明できるのなら、おっしゃってください。電子制御で大量に噴射しても、急発進は説明できないと、Shin様ご自身がはおしゃっているのだから、ロックアップ以外に、急発進の説明ができすか。
     Shin様があり得ないと言われるほどですから、よほどの馬鹿がソフトを書いたと思います。 プログラムを間違えて、ボイラーを爆発させ、2人殺した馬鹿だっていたのだから、トルコンをバックでもロックアップしたとしても、不思議ではないと思います。

     なお、横須賀の転落したドライバーは、踏まなくてもいい状態で、なんでアクセルを踏んだかですが、小生の経験からして、自分の意志で踏んだ訳ではないと思います。

     Shin様ご自身がコメントで、「いくら電子制御で燃料を大量に噴射しても、一瞬で暴走させるほどの回転数には上がりません」と、おっしゃられているではありませんか。そうです、その通りです。ここは、がっちり噛み合いましたね。

     Shin様がおっしゃるように、横須賀のドライバーがアクセルをいっぱい踏んでも、普通のAT車では、あそこまでは暴走できません。車止めは越えてもガードレール辺りでストールしているはずです。
     
     エンジンの出力は飽和領域を除いて、回転数に比例しますね。従って、車が電子制御で、ソフトに従い、燃料噴射装置で最大出力に持って行き、そこで、すとんとロックアップした、としたら、暴走した激しさの説明がつきますね。バックでの急発進だから、ドライバーも自然に両手両足を突っ張ったかもしれませんね。 
     
     問題は、警察のご担当がそこまで読み取れるかです。もし、読み取れたら、世界中大騒ぎですよ。過去の事故について洗い直しをしないといけなくなり、損害賠償の話が出てきます。制御器を作ったメーカー責任で、倒産さすのでしょうか。エアバックみたいに生産社責任ですね。。
     でも、静かですね。「アクセルとブレーキの踏み間違い」と言うことで、今までどおりに一件落着したのでしょうか。ドライバーとして、むなしいですね。
     
     こんなことが起きないように、奥様には、暴走三条件をしっかり教えてあげて下さいね。
     それに、付け足しですが、タイヤの空気圧も低くならないように管理願います。
     以上、よろしくお願いいたします。 以上 辺境の片田舎よりコメント致しました。

    • Shin より:

      メカおたくさん
      おはようございます。

      人的要因を完全排除していては、この不毛な議論からは抜け出せませんよ。 それに、メカおたくさんが経験された急発進と世の中で起きているアクセル・ブレーキ踏み間違い事故を全て同類として扱ったのはご自身ではないですか。

      もう一度冷静になって、ご自身の書いたコメントを読み返してください。

      >>車が、突然、急発進する事は、回転数が突然跳ね上がる事ではないですか。
      >>「いくら電子制御で燃料を大量に噴射しても、一瞬で暴走させるほどの回転数には上がりません」と、おっしゃられているではありませんか。そうです、その通りです。

      回転数は跳ね上がるんですか? 跳ね上がらないんですか?
      ロックアップについても、急発進の説明についても、既に私の考えをコメントしていますよ。

      機械の設計者だから言いますが、自動車の設計って他のどんな機械よりも難しいし大変だと思うんです。
      自動車よりも高度で緻密な装置を設計できるだけの能力を持っていて、自動車設計のノウハウも身につけたとしても、私にはやれる自信がありません。
      「人の命を乗せて走る」この責任の重大さに押しつぶされると思います。
      私が携わっている装置は、扱うオペレータに専門的な教育が必須です。それを前提に設計すればいいんです。
      対して自動車は、老若男女、簡単な資格さえ得られれば扱えます。 そんな膨大なユーザーの命を扱う仕事なんです。

      確たるエビデンスもなく、想像と推測だけで欠陥車だと言い切り、車造りに携わるエンジニアを無能・バカと罵るのは憤りを感じますね。
      作り手がこれだけ重大な責任を背負っているのだから、使う側も同等の責任をもって使おうとは思いませんか?

      それに警察もメーカーも、事故の原因は専門的に多角的に検証していますよ。 それこそ私たちの浅はかな推論よりもずっと深く。

      人間って、自分の考えが正しいからと、他人も同じ考えであるべきだ・・・と考えると、反対意見に対して怒りの感情を抱くそうです。
      メカおたくさんはご自身の意見が正しいと思っている。 私は私の意見が正しいと思っている。もちろん、この記事やコメントを見た他の方はそれぞれ感じ方が違う。 それでいいじゃないですか。
      ただ、私はこのブログの管理者として、できるだけ正確な情報を提供する責任があります。そこはご理解いただければと思います。

  9. メカおたく より:

     Shin様、コメントありがとうございます。
     小生の、文書力の無さで、齟齬が生じ申し訳ございません。
     お怒りは、ごもっともです。齟齬の内容には、一つ一つ申し開きを致したいと存じます。

     ①「急発進」の原因に関し、「人的要因」を排除した事について 
     2017.3.24の一番最初のコメントのとおり、まず、基本的に、小生の問題にしているのは、実際に経験した、バックでの「急発進」です。
     
     また、「急発進」の最大の要因を一つ選ぶとすれば、MT車からAT車になった、この時間軸に沿って、「人的要因」や、「道路交通環境要因」に比較して、「車両要因」のMT車からAT車になった台数の、時間的変化の割合がダントツにが大きいから、「人的要因」や「道路交通環境要因」を排除しました。
     真摯に、「急発進」の原因を探るのなら、先ずは、ダントツに変化の割合が大きい、「車両要因」を撰ぶのが筋ではありませんか。
     そうしなければ、故意に真の要因を隠蔽することになります。「人的要因」その次でしょう。ものには、順番が重要です。

     ②「急発進」と「アクブレ事故」が同類かどうかについて
     同類でない事は明確です。「急発進」は事故ではないからです。
     小生は最初(2017.3.24)に、ペダル(アクセルとブレーキ)を踏み間違わないのに、「急発進」したとコメントしています。
     これは、ペダルを踏み間違うような「運転操作ミス」とはまるで別次元です。でも、齟齬が生じました。すみませんでした。

     ③特別に字のポイントの大きい箇所について
     答えは、「跳ね上がらない」です。
     がっちり、意見が噛み合った文面のつぎの3行で分かってもらえると、思いましたが、小生が甘かったようです。
     すなわち、横須賀の転落した車が、ロックアップ等をしていなかったであろう、普通のAT車なら、アクセルをいっぱい踏んでも、遮るものを押し倒したり、フットばして、暴走する程までに、エンジンの回転数が跳ね上がらなかったと言う意味です。
     ともあれ、Shin様に分かってもらえると期待し過ぎた小生がバカなのです。すみませんでした。

     ③確たるエヴィデンスもなく、欠陥車扱いしたかどうかについて
     欠陥車のエヴィデンスを、どう示すべきかは小生には分かりかねますが、法令違反だと根拠を示しているのだから、これで、必要かつ十分ではないですか。
     議論するなら、法令や告示の中身ではないですか。普通、法令違反と指摘すると、ばんばん意見が飛び交いますよ。法令の解釈は、裁判にまで上り詰めるような重要なことです。
     中学生が読んでもわかるような法令の解釈でも、過去の判例にとらわれ、最高裁まで行って、却下され、腹が煮えくりかえる事ががありますよ。

     ③車造りに携わるエンジニアを無能・馬鹿だと小生が罵ったそうですが、そういうつもりは全くありませんので、お許しください。
     がしかし、ソフトをいじくり、ボイラーを爆発させ、尊い人命を2人も葬り去った技術者には、憤りを感じます。馬鹿野郎とどなりたくなります。小生は、はっきり言って人間が出来ていなくて、清濁併せ飲むだけの寛容さはありません。馬鹿は馬鹿だと罵ります。

     ④警察や、メーカーが浅はかな私たちよりずっと深く検証しているかについて
     メーカーは、色々あり、一纏めで議論する事は出来ません。が、個別に、案件ごとなら、問題がいくらでもあります。自動車メーカーだって、ひどいものです。あちこちで事故が起き、苦情が来ても、隠蔽して、ユーザーを軽視した、会社が(社名は控えますが)ありましたよ。

     警察に至っては、無実の人間を何日も拘留し、毎日取り調べして、別に真犯人が出てきたら、釈放(無実でも釈放と言う言葉は気に入らない)して「ごめんなさい」と言うだけで、誰一人警察の人は処分されません。この前のコメントにも、この事例を出しましたよね。

     小生だって、高校の時、親と一緒に最寄りの警察に出頭を命じられ、賭博をしてるだろうとか、たばこを吸ってるだろうとか、酒を飲んでるだろうとか、取り調べを受けました。
     小生は、一度だって、生まれてこの方、喫煙はした事がありません。小生は下戸です。酒を飲みようがありません。賭博は当時意味も分かりませんでした。
     そもそも、今まで、一度も麻雀、パチンコ等々、何もしていませんよ。
     いまだにごめんなさいの一言もないのだから、警察官は、礼儀すら知らない人間だと思いますよ。そんな者が、どうして、まともに捜査できますか。警官は、人一人、一目で人間の素性を見抜けないのだから、情けないですね。高校生が不良かどうかなんて、一目で見抜けないようでは、ガキの補導は無理です。警官自身が、酒、賭博、喫煙をしないで範を示すべきです。
     
     交通事故の捜査でも、警官はドラーバーの訴えに耳を貸すことなく、何でもかんでんも、アクブレ事故にしてしいます。これは、ひたすら馬鹿としか言いようがありません。
     警察をShin様が高く評価するのはよろしいですが、小生には、むかつくから言わないで下さい。自分の親が戦前、警官をやっていたとかで、恩給を貰ってましたが、そういう親もきらいで、その墓も、決して参りません。同類だからです。反吐が出ます。

     最後の下りは、意味がよくわかりません。
     でも、他人様の考えにまで立ち入って、ああしろ、こうしろなんて、言ったことはないのですけれど、Shin様はそう感じられたのでしょうか。
     それで、Shin様の持たれる考えがぶれましたか。それとも、気になって仕方ありませんか。もしそうだとしたら、その気は無いのですから、お許しください。
     
     

     
     

    • Shin より:

      メカおたくさん
      おはようございます。

      ●人的要因や交通環境要因を排除して、車両要因を選んで事故の原因を推察したのなら、次は人的要因ですね。順序が大事ですよね?
      MT車時代からAT車時代になって、人的に何が変わりましたか?よくよく考えてください。(私は最初からココに触れています)
      なお、交通事故の最大の要因は人的要因です。これを排除したままでは先に進めません。

      ●急発進と踏み間違いが同類でないのなら、今までのコメント中にある、「車の欠陥のせいで何人もの人が亡くなっている」というのも間違いですね。

      ●回転数が跳ね上がらないのなら、道路運送車両法第41条?にも適合しているのではありませんか?
      コメントの文面から、ロックアップしていれば暴走するほどまでに回転数が上がった・・・と読めるのですが、私のロックアップに関する考えを読まれてもまだ納得いただけないのですね。
      ちなみに、横須賀の立体駐車場の事故はロックアップしている・していない、に関わらず、あの程度の柵なら簡単に突き破る力を車は持っています。 現に突き破ってますし。
      車止めに触ってもなおアクセルを踏んだのか、ペダルを踏み間違ってかなり前から助走して突き破ったのか、私にはわかりませんが・・。

      ●ボイラー爆発事故というのが、どの事故のことを指しているのかわかりませんが、文脈から察するに、ボイラー自体の欠陥ではないのですよね?メンテナンスかなにかでソフトをいじって爆発させた・・・と読めます。
      そうであるなら、爆発させたのは使用者(オペレーター?)、車で言えばドライバーということになります。人的要因です。
      その爆発したボイラーが稼働前からソフトの不具合を持っていた・・・というのなら製造側、車で言えばメーカー側の責任になりますが。

      ●警察やメーカー、国家権力への私怨は正常な思考の妨げになりますので真っ先に排除したほうがいいですよ。

  10. メカおたく より:

     Shin様、コメントありがとうございます。
     お互い、冷静にいきましょうね。

     ①「車両要因」と「人的要因」について
     国はその調べで、自動車の暴走事故の原因を、ほとんど(小生は全容を知らないので、全てとは言いません)「人的要因」にしています。
     小生も自身が車で暴走するまでは、そう思っていました。(なお、暴走しても、被害が無ければ暴走事故ではないので、明確に区分しますよ。)
     確かに、アクセルを踏み、車が暴走して、物損を生じさせたり、人を殺傷して事故に至らしめたのは、ドライバーです。だから、情状酌量の余地は無いと小生も、何も疑わず思っていました。

     でも、車の主流がMT車からAT車になってから、ダントツに暴走事故が増えていると言うではないですか。わざわざここに、国の統計資料を出さなくても、ご理解いただけると思いますが、如何でしょうか。
     もし、お疑いなら、ネットで年度ごとのMT車と、AT車の単位台数当たりの、運転手の操作ミス事故件数を比較すればお分かり頂けます。
     そもそも、時代とともに、人はアクセルとブレーキを踏み間違える頻度が高くなる、なんて、データはないと思いますが、如何でしょうか。
     なお、国のデーターをExcelで落とし、計算していると、自分のパソコンのExcel内のアドインソフトが壊れ、再取得したりして修復が大変です。どうも、お役所の古いバージョンに先祖帰りするのでしょうか。よくわかりません。
     一度やってしまってからは、その後は細かいデーターを、間違えないよう、指で、いちいち、ちまちま、ねちねち、計算結果を見る楽しみをだけを想像し、我慢して、打ち込みなおして計算しています。ソフトに詳しい方は、他に方法があるかもしれませんね。

     車がAT車主流になって、ダントツに暴走事故が増えたのなら、「人的要因」ばかりに拘らず、「車両要因」について、考えるべきだと、小生は暴走を経験して思ったわけです。
     「人的要因」については、誰もが、いっぱい検討しているでしょう。ネットを見れば「人的要因」ばかりですよ。Shin様だって、検討されているではないですか。今さら、小生が検討しなくてもよいのではないですか。如何でしょうか。ご異論ありますか。

     これでも、「人的要因」を検討しろと言う事は、「車両要因」を捨てろと言ってる事で、まるで、警官の取り調べと同じですよ。「Shin様はご自分が正しいと思ってる。小生は自分が正しいと思ってる。そして、この記事やコメントを見た他の方はそれぞれ、感じ方が違う。それでいいじゃないですか」と言っておられましたよ。
     なのにShin様は、小生以上にまるで、寛容さがありませんよ。
     
     実際に事故った者が何人もネットで、自分の意志に反して、車が急発進し暴走したと、訴えても警官に信じてもらえなかったと、コメントしていますよ。
     真摯にドライバーの話を聞くべきなのに、警官はいけませんねえ。
     権力を笠に着て、ドライバーを馬鹿にしているのです。
     これでは、事故の再発は防げませんね。
     
     Shin様は「警察もメーカーも、事故の原因を多角的に検証していますよ」とおっしゃられていますが、ご自分が警官でもないのに、何を根拠に言われるのでしょうか。お示しください。
     他人の話を聞かないで情報を遮断して、そんな警察が手持ちの情報だけで、まともに検証できますか。
     
     一例を挙げれば、オウム真理教事件で、長野県警が、長野サリンガス事件の被害者の、最初の通報者をろくに話も聞かず、犯人に仕立て、東京で地下鉄サリン事件が発生するまでの間、ずっと拘束して、サリンガスで被害を受けて苦しむ被害者を、十分な治療も受けさせず、同じように被害にあった奥様の看病もさせず、拷問まがいに攻め立てまくって、冤罪を作ろうしていたではないですか。
     原因がサリンガスかどうかも分からないうちに、被害者でもある第一通報者の納屋の、何処にでもありそうな農薬の小瓶を見て、毒ガスを合成したと、勘違いして逮捕して、早々にも犯人を逮捕したと、勝ち誇って長野県警は記者会見していたではないですか。
     馬鹿な顔まるだしで、馬鹿がどもTVで記者会見してましたよ。
     テレビを見ませんでしたか。まだ、生まれてなかったですか。
     大体、ガスの拡散状態と、住居やコンクリートのアパートを含む広い空間の中にいる沢山の人達を、一気に死傷さす為に十分なガス濃度を保つ為の、原料の必要量を考え、かつ、その開発に自身が被害に遭わないための防御設備も考えると、正直そうな、おっちゃんを逮捕するなんて、普通には考えられません。小生はTVでこれを見て呆れましたよ。 すぐさま、長野県警に手紙を書きましたよ。何も返信はなかったですよ。警察の者は、誰にでも近づく人間に噛みつく噛め犬ですよ。
     それをやったのだから、馬鹿なんです。そんな、警察がまともに交通事故の捜査ができるとお思いですか。その後も相変わらず、あっちこっちの警察が、いっぱい冤罪作っていますよ。
     
     この前の徳島県警だってそうでしょう、無実の嫁入り前の娘さんを、勘違いして逮捕し、20日近くも留置していましたよ。
     これは、警察と言う国家権力が、娘さんの日本国憲法に保障された、平穏に生活する権利を侵害し蹂躙したのです。
     憲法を読まれ勉強されたらよろしいかと思いますよ。
     
     Shin様は警察を高く評価し、小生に国家権力に対し、私怨を持つなと言われますが、それこそが私の権利の侵害ですよ。お気を付けください。皆が羊になってはしょうがないでしょう。
     権力が暴走しだすと、国家の破滅です。国民は、権利を侵害されたら、その都度勇気を出してNoと言わなければなりません。そのように、言えるうちが、花なのです。
     小生のような高齢者は、何を言ってもあちらの世界に逃げ切りで、逮捕しにきたら、位牌があるだけで、本当は何の効果もありません。負け犬の遠吠えですよ。十分に分かっています。
     
     いつまでも、こうして、国家権力に自由に盾突くことが出来る、平和な世界がずっと続くといいですね。Shin様のような勇気ある若者の双肩に掛かっていますよ。
     
     なお、お互いに考える余裕を持つために、②以降は日を改めてコメント差し上げますね。

     

    • Shin より:

      メカおたくさん
      おはようございます。

      まずはじめに、このブログの趣旨とは無関係な(ここではオウム云々の警察の対応)話題はお控えください。 ネット上の有限な資源を消費しますし、コメント自体の議論の幹もぼやけます。
      お互い冷静にとおっしゃいますが、文面を見る限り冷静とは言い難いようですね・・・。

      皆が人的要因を検討しているのだから、メカおたくさんは何も考えなくて良い・・・そうお考えなら、もう私の言葉は不要ですね。決して届くことはないと思います。
      私はメカおたくさんがご提示した内容を検討し、わからなければ調べ、その結果、異議があれば私の考えを申し上げてきました。 私の言わんとしていることは、メカおたくさんに届きましたか?
      最初から車のせいだ!と決めつけず、他の可能性を考慮していただけましたか?
      世の中には様々な人がいらっしゃいますので、なにがなんでも理解して欲しいとは思っていませんが・・・。

      >>Shin様は「警察もメーカーも、事故の原因を多角的に検証していますよ」とおっしゃられていますが、ご自分が警官でもないのに、何を根拠に言われるのでしょうか。お示しください。

      根拠? 面白いことをおっしゃいますね。 根拠と言えるかわかりませんが、あえて言うなら「仕事だから」ですよ。「やって当たり前のこと」
      仕事をやっていないことを示す必要はあっても、やっていること(当たり前のこと)をいちいち示さなければなりませんか? そこまで疑った見方をしなければいけませんか?
      メカおたくさんが携わっていたお仕事と同業者の不祥事が明るみに出たとして、「●●業の人はこれだから・・・」と業種全体を目の敵にされたらどう感じますか? それと同じことを言っていますよ。
      別に私は警察を高く評価しているつもりはありません。低い評価もしていませんけど。

      返信の都合上、メカおたくさんの気に障ることに触れてしまったことはお詫びいたします。