すこしご無沙汰してしまいました。 というのも、ブログ執筆環境である我が家のPCのメンテナンスに時間を要してしまったためです。
今回は若干、車のことから離れ、私のもう一つの趣味である、自作PCの紹介をしてみたいと思います。
自作水冷PCのクーラントに、自動車用LLCを使っています
我が家のPCはかれこれ3~4年前に組んだ自作PCです。
最近は円安傾向で、自作PC自体が下火?になっていたりしますが、それでも久しぶりにPC内部をいじるのは楽しいですね。 時間も忘れ、水冷の水路デザインをしていました(笑)
自作PC自体がニッチな趣味ではあるのですが、さらに水冷(本格水冷と呼ばれるもの)となると、かなりの少数派になってしまいます。
需要がないからパーツもあまり出回っていなくて、しかも高価です。 この辺は自動車のチューニングパーツなんかと事情は同じでしょうか。
水冷PCに用いる、専用のクーラントなんて、1リッターで3,000円とかします。はっきり言ってボッタクリです。 定期的に交換が必要なものがこれでは、趣味とはいえ懐に優しくありません。
なので私は自動車用のLLC(ロングライフクーラント)を自作水冷PCのクーラントとして使用しています。
ホームセンターやカー用品店で売っている、エチレングリコールベースのクーラントで、そのまま使えるタイプ(40%~50%程度に薄めてあるもの)を、さらに精製水で薄めて使用します。
※エチレングリコールは毒性があります。取り扱いと廃棄には注意が必要です。
自動車にそのまま使えるタイプですと、凍結温度がマイナス40℃程度なので、さすがにパソコンでそこまでは必要ありません。 クーラントの濃度が濃ければ濃いほど、熱伝導率は下がるので、可能な限り薄めて使ったほうが冷却性能は高くなります。
しかし、あまりにも薄めると、クーラントのもう一つの役割「防腐・防錆効果」まで低下させてしまいます。
なので私はそのまま使えるタイプ(40%濃度)をさらに同量の精製水で薄めて使用しています。 濃度的には20%前後でしょうか。
メンテナンス不要かもしれない
自作の水冷PCでよく言われていることに、「クーラントの交換は長くても1年ごと」というものを目にします。
PC専用のクーラントは、長く使用していると色が抜けたり、冷却ブロックに沈殿物が溜まったりするようです。
私の場合、メンテナンスしなっくちゃ・・・と思いつつ、面倒だったので2年間もノーメンテナンスでした。
冷却ブロックの中を洗浄したりしましたが、全くと言っていいほど沈殿物はなく、循環しているクーラントも濁りもなく、そのまま使いまわせる状態でした。
高価なPC専用クーラントを使うよりもお手頃で、かつ高耐久ということが、今回のPCメンテナンスで実証できたと言えるのではないでしょうか。
自作PC構成
最後に、私の自作PCの構成を紹介します。 もうCPUでは4世代も前のシロモノですが、まだまだ通常使用では十分な性能を発揮しています。
- CPU:intel Core i7-3930K
- M/B:AsusTek Rampage 4 Formula
- Mem:Corsair Dominator PLATINUM 4GB×4=16GB
- GPU:GeForce GTX1070 Founders Edition
- PSU:Corsair HX850
- Case:Phanteks Enthoo Luxe
水冷パーツは下記
- ラジエータ:360×1(CPU) 120×1(GPU)
- CPUブロック:Raystorm CPU
- GPUブロック:Phanteks Glacier GTX1080 1070用
- ポンプ:Laing DDC3.2
- リザーバー:EKWB(ポンプ一体型)
少しクルマとは離れてしまいましたが、自動車用クーラントの使い道・・・ということでお許しを。
それでは、良き自作PCライフを。