バッテリーあがりの対処法とブースターケーブルの注意点

      2017/04/03

車のバッテリー

本格的に寒くなってきました。関東周辺でも初霜、初氷の便りが届き始めましたね。

寒くなると増えてくる車のトラブルの一つに、「バッテリーあがり」があります。

エンジンをかけようとしても、バッテリーがあがっていてかからない・・・そんなとき、焦らず騒がず冷静に対応できますか?

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バッテリーあがりの対処法

エンジンを始動しようとしても、エンジンがかからない・・・その原因の大半はバッテリーあがりです。 ロータリーエンジンやハイブリッドカーはこの限りではありませんが・・・。

エンジンがかからなければ、車はただの鉄の塊です。簡単には動かせませんし、無理やり押して動かす等も、危険なのでやめましょう。

救援車の確保

まずは救援してくれる車を確保することが第一歩です。家族や友人、知人に連絡して、救援をお願いしてもいいですし、ディーラーや行きつけのガソリンスタンドに助けを求めてもいいでしょう。

大半の普通乗用車や軽自動車は12Vのバッテリーですが、貨物トラックなどの大型になると24Vの車種もあります。

12V車は12V車に、24V車は24V車に救援を依頼しましょう。

また、軽自動車で大きめの車を救援する場合、ある程度充電してからでないと、エンジンがかからない場合があります。

ブースターケーブルの接続準備

バッテリーあがりに限れば、場所は大抵の場合、駐車場やガレージなど、一旦エンジンを止める場所でしょう。

救援車は、不動車のボンネットに、救援車のボンネットをできるだけ近づけるように停まります。

路肩などに駐車していた場合は、他の車の通行の妨げにならないようにし、且つ、安全にも気を配りましょう。

救援車は電装系を全てOFFにして、エンジンを切ります。両車のボンネットを開け、バッテリーの位置などを確認します。

一般的な車両では、冒頭の画像のようなバッテリーがあるはずです。中にはカバーの中に設置されている場合もありますので、探しましょう。

画像の左側(黒いケーブルが接続されている端子)がマイナス端子。赤いプラスチックのカバーがあるほうがプラス端子です。

ブースターケーブルの接続順

ブースターケーブルについては後述しますが、殆どのケーブルは赤と黒、各1本の両側に、挟まれると痛そうなクリップがついています。

そのクリップ部分を、バッテリーの各端子に接続していくのですが、基本的には下記の順番で接続します。

  1. 不動車のプラス端子に、赤ケーブルの片側を接続
  2. 救援車のプラス端子に、赤ケーブルのもう一方を接続
  3. 救援車のマイナス端子に、黒ケーブルの片側を接続
  4. 不動車のエンジンブロック(※)に、黒ケーブルのもう一方を接続

※ エンジンブロックってなんぞ?

エンジンブロックに接続・・・と言われてもピンと来ない方もいらっしゃるでしょう。私もそうでした(笑)

エンジンブロックとは、エンジン本体の鉄(またはアルミ)の部分のことです。

わからなかったり、不安なら、ボディ内側の、塗装がされていない部分だったり、バッテリーのマイナス端子に繋いでも問題ありません。

感電したりするの?

バッテリーとは電気を蓄えておく部品です。電気といえば感電。なんか怖い・・・と思う方もいらっしゃるでしょう。

普通の乗用車に使われているバッテリーは、大抵12V(ボルト)です。(家庭用コンセントは100V)

人間の身体は電気を通しますが、抵抗が大きいので、12V程度の電位差では電流は流れないでしょう。

過剰に怖がる必要はありませんが、車に搭載された電子・電気機器類などの故障の原因になりかねませんので、慎重に作業しましょう。

なぜエンジンブロックに接続するの?

バッテリーは充電すると水素ガスが発生します。水素ガスはちょっとした火花でも引火して爆発します。

さて、ブースターケーブルをエンジンブロックに接続する直前までは、回路として成り立っていないので、ケーブルに電気は流れていません。

誰もが小学校のときにやった、豆電球と乾電池と同じで、スイッチを切ったり導線を切断すれば、豆電球が消えるのと同じです。

車は車体全体(エンジン含む)がマイナス端子のようなものです。

最後の接続時に、火花が出る可能性がありますので、できるだけバッテリーから離れたところで接続させるために、エンジンブロックに接続するように言われています。

しかし、これも少々過剰な対応で、バッテリーがあがっているような状態で、爆発するような量の水素ガスが発生することもありませんし、風通しが良ければすぐに拡散していきます。

火花も、クリップをグリグリ動かさなければ飛ばないでしょう。

あくまでも、念には念を入れて・・・ということです。過剰に怖がらなくても大丈夫です。

エンジン始動を試みる

ブースターケーブルを接続したら、エンジン始動を試みます。まずは救援車のエンジンをかけます。

エンジンをかけたら、回転数を若干高めに維持します。軽めのバッテリーあがりなら、この状態でエンジンをかけてみましょう。

オートマ(AT)車の場合は、セレクターレバーが「P(パーキング)」の位置になっていることを確認してから始動しましょう。

エンジンがかからなければ、1~2分ほど回転数高めで充電したあと、再度チャレンジします。

始動したあとは?

めでたく?エンジンがかかったら、ブースターケーブルを外していきます。接続したときと逆の順番です。 一応書きますが、

  1. 不動車(だった)のエンジンブロックから黒ケーブルを外す
  2. 救援車のマイナス端子から黒ケーブルを外す
  3. 救援車のプラス端子から赤ケーブルを外す
  4. 不動車のプラス端子から赤ケーブルを外す
  5. ついでに端子カバーも元に戻します

ほっと一息? いやいや、まだです!

エンジンもかかったので、早速近場に買い物でも行こうか・・・いや、ちょっと待って!

エンジンがかかっていれば、少しずつ充電されていきますが、すぐにエンジンを切ってしまうと、まだ始動に必要な電気が足りてないかもしれません。

30分~1時間程度、負荷をかけずにドライブでも楽しみましょう。寒くても暖房は切って、極力電装品も切りましょう。(夜間はライトは点けましょうね)

そして早めにディーラーやカー用品店でバッテリーの性能チェックをしてもらい、必要に応じて交換も検討しましょう。

ブースターケーブルについて

ブースターケーブルにも様々な種類があることをご存知でしょうか? 主に長さと流せる電流の量で何種類も販売されています。

許容電流

パッケージなどに、「50A」や「80A」、「100A」などと表示されています。この「A」とは「アンペア」のことで、電流の単位です。

車種やバッテリーの性能・容量によって使えるケーブルは違ってきますが、基本的に「大は小を兼ねる」と考えていただいて結構です。

数値が小さいケーブルで、大電流を流すと、ケーブルの導線が過熱して、被覆が溶けたりします。

救援車がご自分の車と同じくらいとは限りませんので、容量に余裕をもっておくことも必要ですが、その分、値段はお高くなります。

ケーブル長さ

ブースターケーブルの長さも表示されています。単位は恐らく「m(メートル)」です。

抵抗による損失もありますので、短いほうがいいのですが、救援車が必ず近くに停車できるとは限りません。

路肩に縦列駐車した場合などは、車体よりも長いケーブルが必要になってきます。

ある程度、余長をもたせて選ぶのも良いでしょう。 その分、お高くなるのと、かさばるのが難点です。

ケーブルの色

殆どのケーブルは基本的に赤と黒です。 一般的にもマイナスは黒、プラスは赤です。(お金に関しては逆ですね・・・)

色は区別されていますが、中身は同じ導線です。プラス端子に黒ケーブルを繋いでも問題ありませんが、間違えやすくなりますので、基本はやはり黒はマイナス、赤はプラス、と覚えておくと良いでしょう。

ちなみに、バッテリーの端子カバーも同じ色です。

 

さいごに

いかがでしたか? 実はバッテリーあがりのトラブルシューティングは、自動車の取り扱い説明書にも記載されている内容です。

その他のトラブルに関しても、一通り記載されていますので、マニュアルは車に常備しておきましょう。

毎日車に乗っている方は、バッテリーあがりを体験することも少ないかと思いますが、バッテリーは消耗品です。2~3年も経てばいつ寿命が来てもおかしくありません。

実際私も、1日車を使わなかっただけで、バッテリーがあがってしまった経験があります。チェックしてもらったところ、見事に寿命でした。

毎日乗っていれば、普通に充電されるので気付きにくいですが、いざというときのために、半年(または1年)ごとに、性能チェックをしてもらうのも良いでしょう。

そのほかの冬支度に関してはこちらをどうぞ。

参考:雪に不慣れな地域だからこそ!車の冬支度は万全に

それでは、良きカーライフを。

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