普段何気なく行っていることも、実は交通違反だったりします。現代の交通事情に合わないことも多々ありますが、知らずに違反切符を切られる前に、頭の片隅には置いておきたい、そんな交通違反を紹介します。
やってしまいがちな違反
中には、「そんなことまで!?」「知らなかった!」というような、普段からやってしまいがちなことも、違反になったりします。取り締まりされる・されない、は別として、意外な交通違反を挙げてみます。
車道から歩道に入るときは一時停止
車が走る道路から、ガソリンスタンドやコンビニエンスストアなどの店舗に入る(出る)場合、必ずと言っていいほど歩道を横切るかと思います。実はこの時も一時停止しなければいけません。
これは歩行者の保護のためですが、ほとんどの方はイチイチ一時停止などしていないでしょう。(歩行者がいればもちろん止まりますが)
交通の妨げになったり、渋滞の原因になったりしますので、この違反で止められることは滅多にないでしょうが、それでも歩行者の保護は義務ですので、注意して走行しましょう。
むやみにクラクションを鳴らす
他車から道を譲ってもらったときなど、「ありがとう」の意味で「プップッ」と鳴らしてしまいがちなクラクションですが、むやみに鳴らしてはいけません。
クラクションを鳴らしていい場面は限られています。(下記)
- 見通しの利かない交差点や道路の曲がり角
- 危険を防止する為、やむを得ない場合
- 「警笛鳴らせ」の標識がある場所
危険を防止する為、やむを得ない場合・・・というのが抽象的ですが、狭い場所で前車と連なっていたとき、いきなりバックされそうになった時・・・などでしょうか。
警笛鳴らせの標識がある場所では、逆に鳴らさないと違反になります。 また、歩行者に対してクラクションを鳴らしても違反です。
追い越し車線を延々と走行
追い越し車線とは、片側2車線以上の道路の一番右側の車線です。一般道・高速道路、の区別はありませんが、一般道の場合、右折などもありますので、ずっと右車線でも特に問題はないでしょう。
高速道路の場合は、追い越しが済んだら速やかに走行車線に戻らなければなりません。どれだけ追い越し車線を走行し続ければ違反になるか?の明確な距離はありません。
走行車線に戻るスペースがなければ、そのまま走行して問題ありませんが、戻れるのに延々と走行していると捕まるでしょう。
ハイビームとロービーム
これも意外かもしれませんが、夜間のライトは基本的にハイビームです。対向車や前走車、歩行者がいる場合に、ロービームに切り替えます。
とはいえ、街中を走行している場合は、常に対向車や前走車がいるかと思いますので、ロービームに固定している方も多いでしょう。頭の片隅にでも置いておく程度で構わないかと思います。
停止表示板
事故などで路肩に停車した場合、停止表示板(三角の赤い板)を後方に設置しなければなりません。
事故を起こして警察を呼んだはいいけど、表示板がなかった・・・ということがないようにしたいですが、そこで違反を取られることはないかと思います。
ですが、絶対ではないので、表示しておいたほうが無難でしょう。
エンジンを切らずに車を離れる。
コンビニなどでちょっと買い物。そんなとき、エンジンをかけっぱなしで車を離れることもあるでしょう。これも違反です。
エンジンは切っても、キーを差しっ放しで車を離れるのも違反です。盗難などの被害にも遭いますので、必ずエンジンを切り、ドアロックして車を離れましょう。
但し、大規模災害のときはこの限りではありません。
まとめ
いかがでしたか? 日常的にやってしまいがちなことも、多々ありますよね。実際に取り締まりされることは少ないかもしれませんが、みんなやってるから・・・と油断しないことも大切です。
それでは、良きカーライフを。