チューンナップされた中古車は買いか?後悔しないためのポイント

虫眼鏡に映るミニカー 車選び
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虫眼鏡に映るミニカー

車はただでさえお金のかかる乗り物です。更に、チューンナップしようとすると、バカにならないお金がかかってしまいます。

それでも自分好みの車にしたい・・・そんなニーズをお安く叶えてくれるのが、中古車です。

今回は、私の実体験をもとに、チューンナップされた中古車を選ぶうえでの注意点を書いていこうと思います。

なぜ中古車を選ぶのか?

車に求める要素は人それぞれです。車を購入しようとする際、新車か中古車か、という二択が最初に突き付けられます。まずは中古車を選択する理由を考えてみたいと思います。

予算的制約

可能なら新車が欲しい。でも予算が厳しい。よくあるパターンです。特に初めて車を購入する初心者は、まずは練習用に・・・と、安い中古車を選ぶ方も多いでしょう。

また、車は移動手段!ほかに求めるモノなんてない!という方にとっても、安く済ませられる中古車は魅力的かもしれません。

新車の生産が終わった

欲しかった車種の生産が終わってしまい、新車が流通しなくなった場合、中古車という選択肢しか残されていません。

どうしても欲しかったあの車。モデルチェンジを待つのか悩みどころですが、後継車が自分の好みに合うかどうかはわかりません。

お手軽にチューンナップしたい

新車を購入してから、自分好みにチューンナップするとなると、莫大な資金が必要になってきます。

ならば、新車と中古車の差額分を、チューンナップ費用に充てるため、あえて中古車を選ぶ方もいるでしょう。

この場合、ノーマル状態の車を購入し、後から自分の好きなパーツを装着していくパターンと、自分の好きなパーツがあらかじめ装着されている車を選ぶパターン、二通りあるかと思います。

私の場合は

私の思いつく、中古車を選ぶ理由は上記の通りです。私が初めて車を購入したときの理由、そのまま全てなので、この程度しか思い浮かびませんでした。

私は、中古のRX-7(FC3S)を購入しました。当時、FD3SのRX-7も新車で販売されていましたが、初めて買う車としては敷居が高く、なにより高額。

そして、自分の好みにチューンナップしたいという希望もあり、ほぼノーマルなFC3Sにしました。

ここでちょっと失敗

スポーツカーの場合、自分好みにチューンナップしたい!というニーズが多く、ノーマル車両がもてはやされていました。

高価なパーツがたくさん装着されている車両よりも、ノーマル状態の車両のほうが高く取引されていたりするのです。

当時、生半可な知識で、ノーマル車両じゃないとダメ!と思い込んでいましたので、すでにチューンナップされていた車両は、候補にすら上がりませんでした。

チューンナップされた車両は、それなりに激しい乗り方をされてきたものもありますが、中にはしっかりと整備され、整備記録も揃っているものもあります。

そういった車両は、オーナーが大事に乗っていた可能性が高く、ノーマルを一からチューンナップしていくよりもお得なことがあります。

ロータリーエンジンは、定期的なメンテナンスが欠かせず、オイル交換やプラグ交換など、しっかりと記録に残っているほうが安心です。

ノーマルだからといって、しっかりメンテナンスされてきたかどうかは、別の話です。

自ら選択肢を狭めてしまったことに、少し後悔してしまいました。

チューンナップ車両の注意点

チューンナップとは、簡単に言ってしまえば、車の寿命を縮める行為です。ノーマル状態は、自動車メーカーが膨大な時間、テストを繰り返し、こと寿命に関して言えば、十分すぎるマージンを持たせて設計・生産されています。

性能を犠牲にして長寿命を実現しているパーツを、どこの馬の骨ともわからないアフターパーツメーカーのパーツに交換するわけですから、寿命という点においては、十分注意して、理解しておくべきだと思います。

特に足周り(サスペンション関連)は、闇雲に車高を下げてスタイルをかっこよくしていることがあります。

見た目だけで選んでしまうと、乗り心地が最悪だったり、すぐにショックアブソーバーからオイル漏れを起こしたりします。

せっかく安く買ったのに、維持費が高額になってしまっては元も子もありません。

どういったパーツが装着されているのか? そのパーツでどれだけ走行したのか?細かくチェックすることが必要になってきます。

走行距離よりも整備記録

一般的に、走行距離が長いほど、中古車の価格は下がります。長距離を走行していれば、各所にガタがきていて、車の寿命を知る、一番の要素とされています。

しかし、そのガタがきている部分を適切に整備してあれば、車(特に日本車)は簡単に壊れることはありません。

逆に、走行距離が短くても、メンテナンスを怠っていた車両は、想像以上に寿命をすり減らしていることもあります。

重要なのは、整備記録がしっかりあって、その内容も適切かどうか?です。

まとめ

チューンナップされた中古車は、しっかりと見る目を養えば、お得であることもあります。

中古車の価格には、それなりの理由が必ずあります。安いから良い・・・ではなく、どんな要素がどれくらいの価格なのかをしっかりと把握して、後悔のない買い物をしたいものです。

それでは、良きカーライフを。