気が早い?!冬用タイヤのベストな購入時期とは?

雪道とタイヤ コラム
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雪道とタイヤ

朝晩はだいぶ涼しくなってきましたが、まだまだ残暑の厳しいこの時期。TVCMでは早くも冬用タイヤ=スタッドレスタイヤのCMを見かけるようになってきました。

ところで、冬用タイヤをお得に購入する、ベストな時期があることをご存じでしょうか?

冬用タイヤ=スタッドレスタイヤの製造量

スタッドレスタイヤに限らず、タイヤというものは経年劣化します。時が経つにつれ、ゴムは硬くなり、タイヤ本来の性能を発揮できなくなってしまいます。

年中売れる通常のタイヤ(夏タイヤ)と違い、冬用タイヤは冬季にしか需要はありません。

なので、どんどん作って在庫しておく・・・ということをしません。毎年、見込み量を製造して終了です。

降雪の少ない年は春になっても売れ残っているでしょうけど、お天気のことなので完全な予測は困難です。

製造年の確認方法

タイヤは適切な保管をしていても、劣化の程度が違ってくるだけで、着実に経年劣化していきます。

どうせ新調するのなら、新しいタイヤのほうがいいですよね。知っておいて損はない、タイヤの製造年の確認方法をご紹介します。

タイヤのサイドウォール(側面)には、様々な情報が表示されています。

  • メーカー名・銘柄
  • サイズ
  • 製造年・製造週

などなど。アルファベットや数字の羅列で意味がわかりにくいですが、下記の表示を見つけてください。

XXX2514 (最初のXXXは英数字)

大抵は長丸の枠の中に刻印されているはずです。

ここで注目するのは下4桁の数字の部分。下2桁が製造年、その前の2桁が製造週となります。

上の例では、2014年の25週目に製造されたということです。

慣らし(皮むき)運転が必要

冬用タイヤは雪道などで性能を発揮するために、小さな気泡が入ったゴムを使用していることがあります。

新品のタイヤの場合、表面に保護膜があり、性能を十分に発揮できないことがあります。

各メーカーで慣らし運転が推奨されていますが、概ね100kmほど走行すれば大丈夫でしょう。不安であれば、メーカーの推奨距離でOKです。

思いがけない急な降雪で、駆け込みで購入した際には、過信せず、慎重な運転を心掛けましょう。

必要な時には在庫無し・・・なんてことも?

降雪のシーズンに入り、天気予報で雪が降りそう・・・。或いは、すでに降ってしまって交換しなくては・・・。

そう思ってカー用品店やタイヤ屋さんに駆け込む方も多いでしょう。多いということはそれだけ需要があるということ。

スタッドレスタイヤはシーズン前に見込みで生産しますので、自分の車に合うサイズのタイヤが売り切れてしまうことも考えられます。

それに、交換作業もお店にお願いすると、待ち時間が大変なことになってしまいます。

早期割引キャンペーン

毎年この時期(9月~10月頃)には、カー用品店などで、冬用タイヤの早期割引キャンペーンが始まるところが多いです。

新調することが決定しているのであれば、こういったキャンペーンを利用することで、お安く、且つ新しいタイヤを購入することができます。

で、購入はいつがベストなの?

お住まいの地域によって、初雪の時期や降雪量など変わってきますので、一概に「いつ」とは言えないのですが、早期割引を利用するのがベストだと思います。

とはいっても、少し気が早すぎな感じもしますよね。雪もないのに履き替えたら、それこそ無駄!

なので、早期割引で「予約」をしておきましょう。できれば、タイヤとホイールをセットで組み込んでもらい、交換は自分ですれば、工賃(といっても安いですが)の節約になります。

自分の走行距離と照らし合わせて、雪が降りそうな時期に慣らし運転が終わるようなタイミングで交換すると良いでしょう。

ホイールセットのメリット

一つのホイールを、夏冬でタイヤを組み替えながら使う方もいらっしゃるでしょう。

ですが、タイヤの組み替えは工賃が結構かかります。安いホイールを冬用タイヤとセットで購入すれば、工賃の節約になります。

タイヤの交換(ホイールごと交換)自体は簡単な作業です。冬用タイヤを自宅で保管して、自分で交換すれば更に節約できるでしょう。

面倒な方は、カー用品店やタイヤ屋さんなどで保管してもらえるサービスもありますので、そちらを利用するのもいいでしょう。

それでは、良きカーライフを。