車を購入するとき、カタログ燃費はそこまで重要なのか?

   

給油中の車

先日、三菱自動車の燃費不正問題で、新たに8車種を販売一時停止とし、対象車種保有者に、賠償金を支払うというニュースがありました。

三菱自動車にとっては、またしても大きなイメージダウンになったわけですが、そこまでしてカタログ燃費を良く見せないといけないのでしょうか?

消費者も、盲目的に燃費の良い車を選ぶ。それがニーズと言われればそれまでですが、もっと他に気にすべきことがあるのではないでしょうか。

今日はそんなお話です。

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実燃費とカタログ燃費

消費者も、カタログ燃費と実燃費に差があることは重々承知しているはずです。

三菱自動車の不正は、カタログ燃費を良く見せようとしたものですから、実燃費との乖離(かいり)は、より一層大きかったことでしょう。

カタログ燃費の役割

消費者が一番知りたいのは、実際にユーザーが走行したときの実燃費なはずです。実燃費と大きく乖離したカタログ燃費に、何の意味があるのでしょうか?

車の燃費には、様々な要素が絡み合ってきます。ドライバーの技量、交通状況、天候、車の積載量、空気抵抗などなど。

実燃費を割り出すには、膨大な量のデータから、算出するしかありません。販売前にこれをするのは不可能といっていいでしょう。

そのために、一定の基準を設けて測定したデータが、カタログ燃費となります。

実際の走行シーンとはかけ離れていますが、一定の指標として見るぶんには、役に立ちます。

低燃費へのニーズは?

各自動車メーカーが、躍起になって燃費の数字に凌ぎを削っているということは、それだけ消費者のニーズが多いということの現れかもしれません。

もちろん、限られた資源を有効に使い、環境に配慮しなくてはいけない、といった面もあるでしょう。

消費者はエコロジーよりもエコノミー

もちろん、環境に配慮することは大切なことです。でも、消費者が燃費を気にする理由の多くは、経済性のほうではないでしょうか。

本気で地球環境を気にしている人は、車なんて乗らずに自転車に乗るでしょう。

多くの消費者は、車の燃料費を少しでも減らしたい一心で、カタログ燃費が良い車を選ぼうとするわけです。

ここでざっくりとした簡単な計算をしてみましょう。

  • 1日30km走行
  • ガソリン代:1リッターあたり120円

とした場合、実燃費が30km/Lの車と半分の15km/Lの車とで、10年後の総燃料費がどれだけ違うのか?を見てみます。

1日30kmというと、片道15kmの通勤、休日は同程度のお出かけ・・・といった使い方ですね。地方に多いパターンでしょうか。

月間走行距離は900km。30km/L走る車ですと、燃料費は月額3,600円。15km/Lの車は、その倍になります。

10年後の走行距離は108,000km。総燃料費はそれぞれ、432,000円、864,000円。となります。

仮にハイブリッドカーが前者、車格が同じ非ハイブリッドが後者としたとき、その価格差と燃料費の差はどうでしょうか?

ここでは10年約10万kmとして計算しましたが、5年であれば半分、または走行距離が短ければ短いだけ、差は縮まります。

カタログ燃費は一つの指標ですが、闇雲にその数値だけを追い求めることと、貴方の車の使い方を照らし合わせてみて、どう感じたでしょうか?

車両価格も!

以前にも触れましたが、「車を使う」ということは、多額なコストがかかります。

参考:車は移動手段としてコストパフォーマンス悪すぎ!何故購入するのか?

300万円の車を10年使ったとして、月額25,000円も費やしたことになります。1日の交通費として見れば、833円にもなります。

燃料費は30km/L走る車で120円ほどです。

税金、車検代、メンテナンス費用もかかってきます。燃費が1km/L違っても、これらの費用に比べれば、差は微々たるものです。

それでも燃費の「数字」を追い求めますか?

まとめ

チリも積もれば山となるとは言いますが、そんなチリも吹き飛ぶほど多額な買い物、それが車を所有するということです。

不正はもちろん許されないことですが、低燃費競争もほどほどに。というのが私の考えです。

燃費優先よりも、自分の気に入った車を「長く大切に」乗ることも大事なことではないでしょうか。

それでは、良きカーライフを。

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