私がカーナビを購入したのは、かれこれ10年以上も前。当時はまだまだ高級品で、HDDナビを20万円ほどで購入しました。
今や高性能で様々な機能をもったナビが、SSDナビでも10万円以下で買える時代です。
ここまで低価格化が進んだ背景には、技術の進歩もあるでしょうが、スマホの存在も大きいでしょう。
最近のスマホのナビアプリは秀逸
有料のものから無料アプリまで、様々なナビアプリが出てきていますが、中でも「GoogleMaps」「Yahoo!カーナビ」「NAVITIME」はとくにおすすめです。
スマホという強みを生かして、車での移動だけではなく、徒歩や電車・バスの乗り換えにも対応し、家から目的地まですべてをナビゲートしてくれます。
GoogleMaps
言わずと知れたGoogleの地図アプリ。
VICS情報とは別の、独自の渋滞情報を駆使し、かなり正確な所要時間がリアルタイムでわかります。
Yahoo!カーナビ
案内画面はシンプルですが、車載のカーナビと遜色なく使えます。Yahooのアカウントにログインすることにより、渋滞情報もリアルタイムに反映。
さらに、スマホの加速度センサーなどのセンサーを駆使して、運転力診断も行える、遊び心も!
GoogleMaps同様、無料で使え、地図更新も即反映。もちろん無料です。
ナビアプリの精度ってどうなの?
ナビアプリが登場した頃は、GPS電波の届かないトンネル内などで測位できない問題がありました。
車載のナビであれば、車の車速からどこを走行しているのか予測ができましたが、スマホではお手上げでした。
しかし、最近の高性能スマホは、加速度センサーやジャイロセンサー、電子コンパスなどのセンサーが搭載されていて、かなり高精度での測位が可能になっています。
また、GPS以外でも、携帯電話基地局の電波や、そこらじゅうにあるWiFiアクセスポイントからも位置情報がわかるようになってきました。
ナビアプリの注意点
車載用として作られていない
もともと、スマホは車載用として作られてはいません。車の車内は想像以上に過酷な環境になることもあります。
車載を前提にしたカーナビであれば、夏の暑さや冬の寒さに耐えうるように設計されていますが、スマホではそうはいきません。
車内に放置はもちろんのこと、長時間、灼熱の直射日光にさらされるような使い方も厳禁です。
通信できないと使えない
また、携帯電話の電波の届かないところでも使うことができません。
中にはオフラインで使用できるアプリもありますが、そういったアプリは地図データを端末内に保存しますので、スマホの記憶容量を圧迫します。
データ通信量
オフラインで使えるアプリを除き、基本的には地図データを都度ダウンロードするために通信しています。
私が試しに使用した「Yahoo!カーナビ」アプリでは、約30分の走行(片道11km)を2回試しましたが、通信量は12MBほどでした。
約1時間の走行で12MBほど通信します。
毎日、ナビに頼るという方は多くないかと思いますが、スマホは他の用途でも通信量は重要です。
いざという時、通信制限でスマホが使えなかった・・・ということがないように気を付けたいですね。
車載カーナビは用済み?
車での旅行など、頻繁に使いさえしなければ、スマホのナビアプリで案内は事足りる・・・というのが私の考えです。
では、車載のカーナビは不要なのでしょうか?
最新のカーナビは様々な機能とリンクできるようになっています。バックカメラやアラウンドビューモニタなど、駐車時に必要な機能とも連携できますし、以前からもワンセグ・フルセグ視聴やミュージックサーバーとしても使えています。
カーナビがカーナビとして生き残るために、車の様々な機能と連携できるように進化してきているとも言えます。
全てスマホがあれば完結する・・・という簡単なものでもないでしょう。
ナビアプリを使ってみて、スマホで十分だと感じれば、カーナビを買う必要もありませんし、カーナビの信頼性や連携機能が必要であれば、購入するのも良いでしょう。
まとめ
車載カーナビとスマホのカーナビアプリ、どちらもメリット・デメリットがありますが、私は今使っているカーナビを買い替えるだけのメリットを、まだ見いだせていないので、今後のナビはスマホに任せることにしました。
皆さんもぜひ一度、ナビアプリをお試しになってはいかがでしょうか?
それでは、良きカーライフを。