運転上手な人の半分は「気遣い」でできています。

街を走るミニカー コラム
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運転が上手な人・・・と聞いて、どんな人を思い浮かべますか? プロのレーサーでしょうか? それともタクシーの運転手?

バファリンの半分は「優しさ」でできているそうですが、運転上手な人の半分は「気遣い」でできていると思うんです。

まずは運転が下手な人の特徴を知る

一言で「上手」「下手」といっても人それぞれ感じ方は違いますから、定義することすら難しいとは思いますが、ここでは私の独断で「一般的な運転シーン」をもとに、下手な運転の例を挙げてみたいと思います。

なお、サーキットのようなクローズされた道路以外全てが対象です。

エゴ運転

なんといってもまずはコレでしょうね。自分勝手・自分のことしか考えていない運転。

キレイ事は抜きにしても、まずは自分よがりな運転になっていないか、自分の運転を見直してみましょう。

周りの車は見えていますか? エコモニターにばかり気が向いていて、後ろに車列ができてないでしょうか?

余裕をもって停まれるのに、無理やり黄色や赤信号で交差点内に進入した挙句、交差点内で停止してしまった・・・なんてことありませんか?

走行している車は自分ひとりだけではありません。「自分さえ良ければなんでもあり!」こういう考えでは、同乗者はもちろん、周りの車から冷ややかな視線を送られること間違いなしです。

マナー・モラルのない運転

エゴ運転ともかぶりますが、マナーが悪い運転やモラルが欠如した運転は論外もいいところ。 どんなにサーキットで速く走れる腕前をもっていても、一般公道の交通ルールには絶対に勝てません。

信号が変わると同時にすっ飛ばしても、次の信号で捕まるのが関の山。後続から冷ややかな視線と冷笑を受けるだけです。

運転マナーの悪い車に遭遇したときの対処法
※注:写真とこのお話は直接関係ありません。 先日、会社帰りに赤信号で停止した際、前にNB型のロードスター(2世代前)が前に停車していました。 古い車ですが、大事に乗っているんだろうなぁ・・・と思っていたのですが・・・

周りの状況を把握していない

渋滞などでノロノロなとき、対向車が右折で脇道に入ろうとしているのに、何も考えずに前の車に追走し、脇道を塞いでしまう。 わりとよくあるシーンですよね。

対向車は右折できずに、反対車線も渋滞を起こしてしまいます。

また、譲ることは良いことですが、限度もあることを認識しましょう。対向車線が渋滞していたとしても、延々と譲ってばかりいては、こちら側の車線も一向に前には進みません。

脇道からこちら側の車線に合流してくる車ばかり先に行き、後ろの車はイライラがつのります。

ノロノロな状況であるのなら、一台ずつ譲り合うのが一番効率がいいので、周囲の状況には常に気を配りたいところです。

車の合図の意味を理解して、上手に譲り合う方法
車は人間のようにしゃべることができません。だけど、ほかの車とコミュニケーションをとることは、安全に気持ちよく運転するために必要なことです。 そのために、車にある様々な灯火類や動き、または身振り手振りを駆使して、相手に自分の気持ちを伝え...

運転に不慣れ

下手とは少し意味合いが違いますが、運転に不慣れな場合も、周囲の車から見れば「下手」と思われてしまいます。

車の運転は慣れが全てといっても過言ではありません。だれでも最初は不慣れだったのですから、あまり気にすることもないと思います。周りの車もカリカリせずに暖かく見守りましょう。

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運転が上手な人は気遣いができる人

私が考える「下手な運転」の例、いかがでしたか? 運転技術(テクニック)についてはでてきていませんよね。

AT(オートマティックトランスミッション)車が98%を超える日本において、運転技術の優劣なんてほぼありません。ただ慣れているかいないか・・・の差だと思っています。

運転が上手な人とは、「下手な例」で挙げたことの反対です。

マナー・モラルのない運転は論外なのでおいておくとして、要はどれだけ周囲や同乗者のことに気づけるか、思いやれるか、ということです。

自分が、相手の立場・状況ならどうするべきか? どうしてほしいのか?ということが瞬時に判断できれば、おのずと上手な運転になっていきます。

それは同乗者に対しても同じです。

車内の温度は暑すぎないか?寒すぎないか? トイレに行きたかったり休憩したいのではないか? 寝ているならオーディオのボリュームはどうか? 起こさないようにソフトな加減速をしたり・・・といった気遣いが重要です。

経験上、細かな気遣いができる人は運転も上手です。なんの不安もなく快適に運転をお任せすることができます。

運転に慣れてきて、手足のように操れるようになったなら、今度は細かな気遣いを心掛けて更に上のステップに進んでみてはいかがでしょうか。

それでは、良きカーライフを。