車は多くの人にとって、高い買い物です。だれでも車選びで失敗したくはないでしょう。しかし、不満が一切出ない車なんて、存在しないかもしれません。
- 低燃費を期待して買ったのに、それほどでもなかった。
- 不具合があとから発覚した。
- 車内が意外と狭かった。
- 故障が多い・維持費がかかりすぎる。
- などなど
入念に口コミを漁り、何度も試乗して決めたのに、こんなはずじゃなかった!と後悔してしまう方も少なくありません。
期待が大きければ大きいほど、些細な欠点が目立ってしまうのは仕方ないことです。あなたが選んだその車、何か一つでも良いところはありませんか?
欠点に注目するよりも、良いところを何個も探してあげたほうが、気持ちが前向きになるのではないでしょうか。
一つでも突出した魅力があれば、欠点は気にならない
当たり前といえば当たり前のことなんですが、ネガティブな部分をフォーカスするよりも、ポジティブな部分と向き合っていたほうが、気分は上向きになります。
車に関しても同じことが言えそうです。
故障も多く、届くはがきはリコールのお知らせ。燃費も良くなく、車内は狭い。でも!このスタイリングは超お気に入り! といったように、あなたの選んだ車にも、いくつかお気に入りの部分があるはずです。
欠点を無視しろとは言いませんが、ネガティブな視点で車を見るようになると、些細なアラまで見えてきて、全然楽しくなくなってしまいます。
極端な例ですが、私の場合
私の愛車は購入から13年目になるRX-8です。普通の感覚からすれば、決して良い車とは言えません。
- 冬場にチョイ乗りするとカブってかからなくなるエンジン
- 微量なオイルも一緒に燃やして走るのでオイル交換も頻繁
- テールランプ内に水が溜まる
- イグニッションコイルは熱でやられる
- お世辞にも良いとは言えない燃費
- スポーツカーとしては中途半端なスタイリング
- トルク感がない
などなど。 そしてなによりランニングコストがかかる。
参考:これがロータリーに乗る覚悟か!? 12年間の維持費公開
維持費だけでプリウスが2台、新車で買えそうな勢いです・・・。
これだけ見ると、10人中10人が「失敗した!」と嘆くことでしょう。でも、私にとってはそんなネガティブな部分を全て吹き飛ばしてくれる超お気に入りポイントがいくつかあるのです。
自分の思った通りに車が動いてくれること
アクセルを踏んだ分だけ加速し、ハンドルをきった分だけ車が向きを変え、ブレーキの踏み込み量に応じて自在に止まれる。
基本的な「走る」「曲がる」「止まる」感覚が、私の感覚とピッタリ一致しているんです。慣れただけかもしれませんが・・・。
たったこれだけの魅力で、ネガティブな欠点など、すっきり忘れさせてくれます。手の掛かる子ほど可愛いとはよく言ったもので、ドMな私にはピッタリな車となりました。
車のことを少しでも好きになるために
高いお金を支払って購入した車。だからこそ、ちょっとした不具合や欠点が見つかったとき、大きく凹んでしまうのは仕方ありません。
でも、自分で選んだ車だから、どこか必ずお気に入りなポイントがあるはずです。良いところに目を向ければ、他にもいろいろな魅力が発見できるかもしれませんよ!
それでは、良きカーライフを。